ミューラー あけぼのと「製本機用JDFエディター」に関する共同記者会見

ミューラー・マルティニ ジャパン株式会社と株式会社あけぼの(新潟県新潟市、第一印刷所グループ)は、IGAS会期中の11月26日、東京ビッグサイトの会議棟で製本機用「JDFエディター」に関する共同記者会見を実施した。

「JDFエディター」は製本機用ワークフロー、JDF(製本情報および機械プリセットデータ)を簡単に作成し、JMF (ジョブメッセージングフォーマット)で製本機から発信された生産管理データを取り込むシステム。同システムは、約10年前からあけぼのが運用しているJDFエディターシステム「AIS(Akebono Information System)」をベースに、同社全面協力のもとミューラー・マルティニと共同開発された。

会見にはミューラー・マルティニ アジアパシフィック地域代表のスヴェン・オルセン氏、ミューラー・マルティニ ジャパン株式会社の五反田隆代表取締役社長、株式会社あけぼのの小出博信代表取締役社長、同社製造部の水澤浩二部長が出席し、「JDFエディター」の機能や開発の経緯などを紹介した。

左からミューラー・マルティニ ジャパンの五反田社長、ミューラー・マルティニ社のスヴェン氏、あけぼのの小出社長、水澤氏、第一印刷所 製造部の仲田春夫部長

同システムにより、ジョブデータが自動的に製本機械に送信され、オペレータはその受信したデータにより生産予定、生産数を把握し、セット替え時のプリセットも同時に実行することで、セット替え時に手動入力していた作業から解放される。生産が始まると、一定時間毎に生産データが送られ、遠隔地でも確認が可能なため、工場での生産状況(品目、進行状況など)のライブデータを同時に複数の場所で見ることができる。

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