JPA 入学式・入校式で14名の新入生と14名の研修生を迎える デジタル時代における紙の価値再定義を強調
学校法人日本プリンティングアカデミー(JPA)は4月2日、東京都文京区の同校校舎で、第49回入学式および企業研修生入校式を執り行った。
今年度は、メディア・コンテンツ学科に13名(日本人4名・中国人4名・ネパール人5名)と、プリント・コンテンツ学科に日本人1名の計14名の新入生と、5社から14名の企業研修生を迎えた。
デジタル全盛期における「紙媒体の復活」への期待
式典の冒頭、花井理事長が式辞でインターネットやAIの普及によるマーケティング分野の変化に触れつつ、現在ヨーロッパでペーパーメディアが復活傾向にある現状を説明。「皆さんにも紙媒体の復活を目指していってほしい」と期待を寄せた。
続いて、学校長の曺于鉉氏が訓示を述べた。AIが普及する現代における学びのあり方について、「知識は検索できるが、ノウハウとして身につけるには、自ら目的・目標を持ち、どう歩むかを考える思考力が必要だ」と語った。
式典終了後には、花井理事長による「印刷ビジネスとマーケティング印刷業務領域が拡大する中、課題と対応」と題した特別講義が行われた。
特別講義:「印刷ビジネスとマーケティング印刷業務領域が拡大する中、課題と対応」
デジタル企業ほど「紙」を活用している現実
講義では、紙の価値が問われる現代のダイレクトメール(DM)の変遷などが紹介された。デジタル化が進む現代において、「デジタル企業ほど紙を活用している」と指摘し、大手通販サイトが一度に数百万通のDMを運用している実態を解説した。また、デザイン性の高いクリスマスカードを配ったことでSNSに拡散され、志願者増を実現した大学の例や、家族間のコミュニケーションを促し売上に直結したおせち料理の原寸大カタログなど、紙特有の成功事例を共有。「印刷がもたらす成果と、紙が持つ威力を再認識してほしい」と訴えた 。
「印刷の未来は明るい」企画提案力が鍵となる新時代へ
さらに、異業種を1枚にまとめた新聞折り込みチラシの事例を挙げ、捨てられないための工夫や個々のニーズに合わせた企画提案の重要性が語られた。
最後に花井氏は、市場が大変革期にある中で「印刷の未来は明るい。捨てられない印刷物をどう企画提案していくかが大事だ。本当に印刷関連業は面白い」と締めくくり、学生たちにエールを送った。



