甲斐の国マーチング委員会 「マーチングアカデミー塾in甲斐の国」を開催 合宿とセミナーで地域イノベーションを議論、成熟社会に向けたまちづくりのヒントを提示
甲斐の国マーチング委員会(株式会社アドヴォネクスト)は、9月2日から3日までの2日間、山梨県甲府市のリッチダイヤモンド総合市民会館で「マーチングアカデミー塾in甲斐の国」を開催した。
今年で3回目となる今回は、制作中の「マーチングイノベーション読本」の編集会議や、地域課題の解決をテーマとしたセミナーなどを実施し、参加者15名が議論と交流を深めた。
合宿で進む「マーチングイノベーション読本」編集
2日目午前には並木将央氏(株式会社ロードフロンティア代表取締役)の原稿を基に制作中の「マーチングイノベーション読本」の初校を題材に議論が交わされた。参加者は単元ごとにペアを組み、互いに説明することで理解が難しい箇所を洗い出し、内容の精度を高めていった。今回の成果は並木氏による修正・追記に反映され、完成へ向けて制作が進められる。
「成熟社会の地域イノベーション」をテーマに講演
2日目午後は「成熟社会の地域イノベーション」をテーマとしたセミナーを開催。講師の並木氏は、人口減少や少子高齢化、物価高騰といった社会課題に加え、DXやAIの進展に対応するためまちづくりにおける発想転換の重要性を語った。地域資源を生かし、官民学が連携してまちづくりを進めるためのヒントを提示。質疑応答では参加者の疑問に踏み込み、双方向での議論が展開された。参加者からは「腹落ちした」といった声が寄せられた。
進化するプログラム
同アカデミー塾は甲府での開催が3回目。初回はテレビ山梨や県立博物館の見学を中心に、2回目はワークショップ形式で地域イノベーションを考察。そして今回はセミナーを中心に据え、より実践的で深掘りした内容へと進化を遂げた。