太陽堂印刷所 CSRの一環で続けてきた健康経営で「千葉市健康づくり優良事業所賞」受賞

表彰を受ける太陽堂印刷所の日暮社長
表彰を受ける太陽堂印刷所の日暮社長

千葉市の太陽堂印刷所は、普段から続けてきた健康経営に基づく活動に関して、8月28日、千葉市から令和2年度「千葉市健康づくり優良事業所賞」を受けた。

千葉市は、市内の事業所において、従業員の健康づくりに取り組んでいる内容を点数で換算し、規定の点数に達すると「千葉市健康づくり推進事業所」として認定している。優良事業所賞は、千葉市健康づくり推進事業所として3年間の認証機関を経て、認証更新期に再度評価した結果、取り組みを継続していることが確認でき、表彰事業所として選考された事業所に授与される。

この度、認定事業所の中から7事業所に対し、「健康づくり優良事業所賞」として表彰状を贈った。

令和2年 千葉市健康づくり優良事業所賞で受賞した企業と山元局長(中央)と千葉市シンボルキャラクターのちはなちゃん(右)と加曾利貝塚RP大使のかそりーぬ(左)
令和2年 千葉市健康づくり優良事業所賞で受賞した企業と山元局長(中央)と千葉市シンボルキャラクターのちはなちゃん(右)と加曾利貝塚RP大使のかそりーぬ(左)

今回表彰を受けたのは、太陽堂印刷所ほかに、苗場福祉会 特別養護老人ホーム アルマ美浜、シューエイ商行、千寿恵、千葉倉庫、萌翔社。なお太陽堂印刷所は、本社と工場がそれぞれ表彰された。表彰式には、太陽堂印刷所、苗場福祉会、千葉倉庫、萌翔社の4事業所が出席した。

表彰式では、千葉市保健福祉局の山元隆司局長から表彰状が渡された。表彰にあたり山元局長は「皆さんの取り組みは事業所にとってもメリットがあるだけでなく、自治体や社会にとっても大きなメリットになると思います。今後もますます健康づくりに尽力していただきたい」と述べた。表彰を受けた太陽堂印刷所は、「職員の全体会議で業務目標と併せて健康づくりの目標を設定し発表会を開催している。また、成果の評価を行うことで、従業員の健康づくりに対する意識の向上に取り組んでいる。」ことが評価された。

日暮社長(右)と健康経営の推進を担当している牧課長
日暮社長(右)と健康経営の推進を担当している牧課長

太陽堂印刷所では、CSR活動の一環として健康経営に取り組んでいる。その活動の中で「千葉市健康づくり健康事業所」を知り、認証基準をチェックしたところ、基準をクリアする内容だったため申請し、認証に至っている。同社では長年勤務している人も多く、会社を変わりなく維持・運営していくためにも健康管理は重要な項目の一つになっていると語るのは、同社で健康経営の推進を担当している総務部課長の牧奈美江さん。健康管理は人それぞれの要素もあり、基準とするものがないなど、目標が立てにくい取り組みだった。そうした中、千葉市が策定している認証基準は、「会社の健康づくりにおけるガイドラインになり、目標が明確になりました」と語っている。認証基準のチェック項目の中には、まだまだ達成しきれていないところがあるという牧さん。社員の健康は会社の事業活動にも直結する。社員が健康的で活発に活動できる環境づくりを目指して取り組んでいる。

太陽堂印刷所の健康経営の工夫の一つ。社内自販機で販売している飲料のカロリーを見える化。飲み物を選ぶ内容が変わったという社員もいるとうい。
太陽堂印刷所の健康経営の工夫の一つ。社内自販機で販売している飲料のカロリーを見える化。飲み物を選ぶ内容が変わったという社員もいるという。

千葉市健康づくり推進事業所は、対象となる取り組みについて、認証基準を500点として認証を行っている。認証事業所は、認証マークを仕様できるほか、市政だよりや市で使用する封筒に事業所名が掲載されたり、健康づくりに関する情報提供が受けられる。

また、事業所の健康づくり経営を進めるにあたり健康づくり実践指導者認定を創設するなど、事業所の健康づくり活動も支援している。

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