公益社団法人企業メセナ協議会は、「メセナアワード2025」の受賞活動6件を発表。そのうち、富士フイルム株式会社は「写真文化の継承と若手写真家の育成」に関する活動が高く評価され、優秀賞を受賞した。

「メセナアワード」とは

「メセナアワード」は、企業が芸術文化の振興を通じて社会の豊かさを育む活動（メセナ）を顕彰するもので、今年で35回目を迎える。本年は、「This is MECENAT 2024」に認定された119社・団体・177件の活動から、6件が選出された。

受賞一覧

◆メセナ大賞
エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社／エイベックス株式会社
「MEET YOUR ART」

◆優秀賞（５件）
・公益財団法人伊藤忠記念財団　「すべての子どもたちに読書の喜びを」
・中村ブレイス株式会社　「石見銀山における古民家再生活動」
・富士フイルム株式会社　「フジフイルム スクエアの活動」
・株式会社ブリヂストン　「ブリヂストン吹奏楽団久留米」
・株式会社モデュレックス　「東京女子管弦楽団への活動支援」

詳細：https://www.mecenat.or.jp/ja/mecenat_awards/mecenat_awards

写真の力を未来へつなぐ「フジフイルム スクエア」

富士フイルムは、東京・六本木にある「フジフイルム スクエア」を拠点に、写真展の開催や若手写真家支援を通じて、写真文化を守り育てる活動を展開している。同社は創業以来、フィルム・デジタルを問わず写真文化と深く関わり、その表現の力を広く社会に伝えてきた。今回の受賞は、そうした文化継承への取り組みと、地域や次世代のクリエイター育成への継続的な貢献が評価された。