【埼玉】ブラウズ 破産手続き開始決定受ける
埼玉県飯能市の 株式会社ブラウズ は、６月20日、さいたま地裁川越支部より破産手続き開始決定を受けた。負債は推定１億5,000万円。
同社は、1996年に設立した印刷業者で、親族が経営する 株式会社文化新聞社が発刊する地域日刊紙「文化新聞」の印刷を行っていた。そのほかにも地域の企業や学校から受注を得てポスターやチラシ、広報誌などの印刷請負業務を手がけていたが、2020年３月、文化新聞社が破産手続き開始決定を受ける事態となり多額の焦げ付きが発生。以降、同社が「文化新聞」の発行も承継していたが、新型コロナ禍においてイベントが減少したことなどから受注が減少。こうしたなか多額の資金が社外に流出。支払い遅延や給与遅配が発生するなど資金繰りが急激に悪化していた。印刷機器も担保提供され事業継続は困難と判断し、今回の措置となった。
なお「文化新聞」は、６月30日付で休刊する予定となっている。