【倒産情報 青森県】時田製本印刷自己破産申請

時田製本印刷株式会社(青森市油川千刈)は、9月19日に事業を停止、青森地裁へ自己破産を申請した。

同社は937年(昭和12年)創業、80年(昭和55年)4月に法人改組され、製本事業を主体に、ダイレクトメール発送サービスなども手がけていた。雑誌やカタログ、パンフレット、手帳、アルバム、カレンダーなど多様な媒体の製本を行い、PUR製本による写真集や卒業アルバム、ノート・帳簿などを得意として、地域の多数の印刷業者を得意先としていた。かつては秋田県にも工場を開設。2002年5月には、青森市油川に本店、工場を新設移転するなど、積極的な設備投資を行い、年売上高4億円超を計上していた。しかし、少子高齢化によって卒業アルバムなどの需要も減退、近年はデジタル化や活字離れが進むなかで製本需要の低迷は顕著で、業績は悪化の一途をたどっていた。また従前の設備投資などで、有利子負債への依存も重く、債務超過にあって、資金繰りも限界に達した。

なお、関係法人で就労継続支援A型事業所を運営する特定非営利活動法人JOYも同日、事業を停止し、同地裁に自己破産を申請した。負債は現在調査中。

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