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ジャグラ 第24回日本自費出版文化賞 大賞に藤沼敏子著『あの戦争さえなかったら 62人の中国残留孤児たち』上下巻

2021.9.10

大賞の藤沼敏子著『あの戦争さえなかったら 62人の中国残留孤児たち』上下巻

大賞の藤沼敏子著『あの戦争さえなかったら 62人の中国残留孤児たち』上下巻

(一社)日本グラフィックサービス工業会主催、日本自費出版ネットワーク主管の「第24回日本自費出版文化賞」の最終選考結果発表会が9月8日、東京都中央区のニッケイビルで開催され、応募作品812点の中から大賞、部門賞など入賞作品および入選作品が発表された。大賞は、地域文化部門の藤沼敏子著『あの戦争さえなかったら 62人の中国残留孤児たち』上下巻(津成書院・中央精版印刷㈱)が受賞した。

 

また、第1回から第20回まで日本自費出版文化賞の選考委員長を務め、9月7日、老衰のため逝去した色川大吉氏は生前、コロナ禍による応募作品点数の減少を懸念し、著書『不知火海民衆史(上)―論説篇・不知火海民衆史(下)―聞き書き篇』(揺籃社・㈱清水工房)を地域文化部門に応募。選考委員会では、日本の自費出版文化を支えた色川氏の功績に敬意を表して「特別功労賞」を授与した。

特別功労賞の色川大吉著『不知火海民衆史(上)―論説篇・不知火海民衆史(下)―聞き書き篇』(揺籃社・㈱清水工房)

特別功労賞の色川大吉著『不知火海民衆史(上)―論説篇・不知火海民衆史(下)―聞き書き篇』(揺籃社・㈱清水工房)

 

今回はコロナ禍のため、7月21日以降、最終選考委員7名が各部門賞・特別賞を在宅選考し、鎌田慧選考委員長を中心に大賞を選出。昨年同様、表彰式は挙行せず、大賞をはじめとする入賞作品の審査講評をまとめた冊子を作成し、各受賞者に配布する予定。

 

【第24回日本自費出版文化賞(カッコ内は発行者、印刷所)】

[大賞]

『あの戦争さえなかったら 62人の中国残留孤児たち(上)―北海道・東北・中部・関東編―』『あの戦争さえなかったら 62人の中国残留孤児たち(下)―関西・山陽・四国・九州・沖縄・中国の養父母―』(津成書院・中央精版印刷㈱、地域文化部門)

[部門賞]

〈地域部門賞〉

安里盛昭著『粟国島の祭祀 ―ヤガン折目を中心に―』(総合企画アンリ(安里盛昭写真事務所)・㈱平山印刷)

〈個人誌部門賞〉

前田千代子著『鍬の戦士 父・前田定の闘い ―満蒙開拓青少年義勇軍に消えた青春―』(前田千代子・高知新聞総合印刷)

〈小説部門〉

あいちあきら著『ペリーの巣』(編集工房ノア・亜細亜印刷㈱)

〈エッセー部門賞〉

元木伸一著『味覚喪失~人は脳で食べている~』(風詠社・シナノ印刷)

〈詩歌部門賞〉

大西久美子著『イーハトーブの数式』(書肆侃侃房・瞬報社写真印刷㈱)

〈研究評論部門賞〉

鄔揚華著『御冠船料理の探求 文献資料と再現作業』(出版舎Mugen・㈲サン印刷)

〈グラフィック部門賞〉

日浦嘉孝著『土と緑と人間と ―西阿波・祖谷 傾斜地に暮らす―』(㈱日本写真企画・㈱日本印書館)

[特別功労賞]

色川大吉著『不知火海民衆史(上)―論説篇・不知火海民衆史(下)―聞き書き篇』(揺籃社・㈱清水工房)