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信用情報 岩見印刷(兵庫)、朝日印刷紙工(神奈川)が破産手続き開始決定

2021.3.8

2020年10月9日に事業を停止していた岩見印刷(資本金1,000万円、兵庫県豊岡市、西川浩昭社長)は、1月29日に神戸地裁豊岡支部へ自己破産を申請し、2月16日、同支部から破産手続き開始決定を受けた。一部の業務については同業者へ引き継ぎ、事業を継続している。

同社は、1951年6月に創業した印刷業者。兵庫県と京都府を営業エリアとして、広告チラシやカタログ、パンフレット、ポスターなどのほか看板印刷、屋内外のPOPやパネル、バス・車・自動販売機装飾、エレベーター内外装などの印刷物の制作を手がけていた。

地元の小規模な同業者からの定期受注も確保し、2005年8月期には年売上高約11億2,500万円を計上していたが、同業者との競合激化による受注単価の下落で売り上げは漸減。近年は4億円程度の年商規模にまで縮小し、赤字決算を散発していた。2020年に入ってからは新型コロナウイルス感染拡大による影響で、展示会やイベントの中止が相次ぎ、チラシ印刷の受注は大幅に減少。先行きの見通しも立たないことから事業継続を断念し、今回の措置となった。

 

朝日印刷紙工(資本金1,000万円、神奈川県藤沢市湘南台、川畑順社長)と、アサヒアンプリメデザイン(資本金100万円、神奈川県藤沢市本鵠沼、真下絵社長)の2社は、2月10日に横浜地裁より破産手続き開始決定を受けた。

朝日印刷紙工は、1949年7月創業の印刷業者。主に神奈川県内の会社を中心に、チラシやカタログ、パンフレット等の印刷や、画像データを加工したデザイン制作を手がけ、2003年12月期の年売上高は約4億3,900万円を計上していた。しかし、別法人の負債を肩代わりしていたこともあり、財務基盤はぜい弱な状態が続き、アサヒアンプリメデザインに2020年3月末で事業を譲渡。

事業を引き継いだアサヒアンプリメデザインも、直後の新型コロナウイルス感染症拡大の影響から、受注は僅少に留まっていた。2020年2月の設立後まもないことから財務基盤もぜい弱であり、支えきれず同年9月25日に事業を停止し、今回の措置となった。