凸版印刷 『キットカット』外袋の紙パッケージ化で木下賞を受賞

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今回受賞した「キットカット」大袋タイプ製品

凸版印刷と、ネスレ日本は、ネスレ日本が販売する『キットカット』大袋タイプ製品の外袋を紙パッケージ化する取り組みにより、 公益社団法人日本包装技術協会が主催する「第44回木下賞包装技術賞」を受賞した。

従来製品の外袋の構成は、プラスチックの構成で、主に石油由来の材料が使われていた。しかし今回の紙の外袋の主成分は「紙」であり、プラスチックの使用量を削減している。

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従来の外袋(プラスチック)と今回の外袋(紙)の構成

従来のプラスチックの外袋は、強度が強く、流通適正に優れている。加えて印刷の色再現性も高く、紙素材に置換えた場合、どこまでプラスチックの仕様に近づけられるかが大きなポイントとなっていた。これを実現するために凸版印刷とネスレ日本は、「紙素材の選定」「パッケージデザインの印刷技術」「製袋するシール材」の開発を推進。フィルムよりも強度が弱い紙素材でありながら、流通過程で必要な強度を確保しつつ、印刷の色再現性を高めた紙製の包材の開発に成功している。

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