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【印刷ビジネスモデル集2019】
= 三進社 =
品質検査装置搭載LED-UV印刷システムRMGT10導入

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2019.8.16

特殊紙、厚紙への対応を強化

 

 

リョービMHIグラフィックテクノロジーの菊全判5色印刷機(LED-UV乾燥装置搭載)

リョービMHIグラフィックテクノロジーの菊全判5色印刷機(LED-UV乾燥装置搭載)

印刷から製本のワンストップサービスを展開する株式会社三進社は、リョービMHIグラフィックテクノロジーの菊全判5色印刷機LED-UV印刷システム・品質検査装置(ダックエンジニアリング製)搭載の「RMGT10」を業平工場に導入し、特殊紙や厚紙印刷需要対応を強化している。

最近ではレストランのメニューなどで利用されているLIMEXの受注が増加しており、傾向としてニス引きなどの加工が含まれる。これらはLED-UVシステムのA全判4色機とKOMORI菊全判4色機で対応してきたが、菊全判機は油性インキのためインキの乾きやニス引きの時にローラーの洗浄などで時間を要していた。しかし、新規導入のRMGT10 LED-UVシステムの5色機は、4色+ニスがワンパスで印刷出来るために生産効率が向上。検査装置を搭載しているため、品質管理も徹底された。

このRMGT10は、時短など働き方改革や人材確保するために自動化やオペレーターの負担の軽減を図る狙いも込めたもの。新人オペレーターの技術の取得や育成に時間を費やさなくても運用が可能なうえ、若者の感覚に合ったタッチパネル操作で、品質検査装置が搭載され、安定した品質管理により最高の印刷物が安定して出来る。また品質検査装置はインキ濃度、トンボ合わせ、ゴミ等を全数監視して自動調整することから、「RMGTT10の高性能印刷機としてのパフォーマンスを活かすことが出来る。三進社は全社挙げて不良品ゼロを目指している」と沼澤誠社長は期待を寄せている。

LIMEXなど特殊紙印刷は同社の新しい武器となっている。LIMEXの印刷は2年前から手掛けており、技術的なノウハウを蓄積してきた。インキ濃度、刷版のトーンカーブ、中綴じ製本、およびクルミ製本における糊の選定等の研究を重ねてクライアントの信頼を獲得してきた。

石灰石を主原料とするLIMEXは紙やプラスチックを代替し、地球環境への負荷を低減する新素材として注目を集めている。原料である石灰石は、世界各地で埋蔵量が豊富で、紙の原料であるパルプの削減、プラスチックの代替となる。印刷用紙だけでなく、建装材料として注目を集めている。「レストランのメニューや商品タグ、POPなどの印刷でLIMEXの採用実績が増えている。LIMEXは水をはじき、レストランのメニュー等で行っていたパウチ加工機が不要となる。パウチ加工を省くことが出来るのでコストダウンでき、大手飲食店チェーンのメニューの中綴じ製本を行っている。水と木を使用しないため地球環境にやさしいという評価をいただいている」と沼澤社長は成果を述べる。

この特殊紙分野においては、同社のLED-UV印刷が大きな効果を発揮している。「LED-UV印刷システムは、インクを瞬間硬化させる即乾印刷で今まで手間のかかった特殊紙が素早く高品質に印刷することが可能だ。アルミ蒸着紙やユポ紙、アルミホイル、PET、フォログラムフィルム、商業印刷のポスター、カレンダー、CDジャケット、表紙、ブックカバーなどの印刷においては装飾効果を高められる」と今後の需要創造への取り組みを述べている。

なお業平工場には、ホリゾン無線綴機CABS6000、尾﨏中綴じ製本ライン、ホリゾンペラ丁合無線綴機を設置し、印刷から製本までのワンストップサービスを24時間稼働で対応している。

 

株式会社三進社

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代表者:沼澤 誠氏

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