J SPIRITS IGAS2022で印刷業MIS・PrintSapiensによる単品損益管理、データ連携・一元管理を提案

J SPIRITSは11月24日から28日までの5日間、東京ビッグサイトで開催されるIGAS2022で、印刷業基幹業務管理システム『PrintSapiens』を中心に、損益の可視化、他のソフトウェア、デバイスとの連携、情報の一元管理による業務効率の向上を提案する。

PrintSapiensは、印刷業に特化した基幹業務管理システムとして全国300社以上の導入実績を持つ。見積積算から受注管理、売掛・買掛管理、生産管理、原価管理まで、印刷業務に必要な管理データ を一元化し、業務の効率化を図るとともに経営分析に必要なデータを収集できる。売上・利益管理に非常に高い機能を持つ一方、業務を効率化する様々な機能を持っている。

多くの印刷会社では原材料価格が上昇する中、綿密な損益管理が求められている。PrintSapiensは受注毎に製造原価(用紙費、外注費、資材費、労務費、減価償却費、間接費、光熱費等)を収集し、「受注問合せ」で単品損益を可視化。「粗利集計一覧表」で売上期間を指定し、目標とする会社利益額や利益率を範囲指定して不採算案件等を抽出することで、収益の改善活動につなげることができる。例えば、不採算品目の見直しや、作業効率の向上など、営業部門、生産部門ともに利益への意識が向上する。

大きな特徴は大工程、中工程(受注明細)、小工程(作業工数)の3段階のレベルでの管理を可能にしていること。中でも小工程管理では現場の実作業レベルで工程を管理し、工数に基づく予定組みや実作業の進捗状況、実作業の原価管理を実現するなど、より精度の高い個別原価管理(単品損益管理)を実現している。

PrintSapiensは営業部門の見積・受注入力、変更連絡、納入・売上指示、製造部門の作業指示、工程別作業計画、作業日報(実績)入力、外注・用紙・資材の発注・検収、倉庫・配送部門の受入れ・出荷手配、経理部門の請求書発行、協力会社への支払書発行等すべてのデータを一元管理することができる。経営、経理部門、生産管理部門、製造部門、営業部門の各部門でこれらの情報を共有することで、的確な連絡、各部門間の問い合わせの削減、作業段取りの円滑化などにより業務処理時間を大幅に削減して労働生産性を向上する。

PrintSapiensは2003年から国内外メーカーの生産管理システム(PCS)とJDF/JMF・CSVデータ連携に取り組み、生産の自動化を推進してきた。例えば、オペレータが作業日報を入力しなくても印刷機械から稼動データを自動収集し、時間コストの算出の効率化や精度向上を図ることができる。PrintSapiensの『シフト対応工程別作業管理表』や『機械状況ダッシュボード』では、これらのデータを反映させてグラフに生成し、現場の作業状況を“見える化”する。加えて、小工程による管理は、各デバイスとのデータ連携を円滑化する。各社のワークフローシステムとJDFやCSVで連携し、受注情報から無線綴じ機や折り機などにセットアップ情報を受け渡すことで、機械調整の自動化が可能になる。

PrintSapiensの見える化ダッシュボード

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