日印産連 「9月印刷の月」記念式典で40周年特別表彰を挙行、9月11日、ホテルニューオータニ
一般社団法人日本印刷産業連合会(日印産連)は9月11日、東京都千代田区のホテルニューオータニで「9月印刷の月」記念式典を開催する。
同連合会は1986年以来、印刷産業に対する理解と認識を広く社会に周知することを目的に、毎年9月を「印刷の月」に定めた。9月であるのは、活版印刷の先駆者「本木昌造」の命日が9月3日であることに由来する。日印産連はこれまでも、「印刷の月」の中で印刷業界のイメージアップを目指す様々な取り組みを実施してきた。
記念式典は9月11日ホテルニューオータニで開催、40周年特別表彰を実施
今年の「印刷の月」記念式典は、講演会、記念式典、懇親会の三部構成で展開される。記念式典では、日印産連表彰が執り行われ、日印産連40周年特別表彰のほか、印刷功労賞12名、印刷振興賞15名、特別賞1団体が表彰される。40周年特別表彰では、日印産連役員永年功労者に田畠一彌氏、下谷隆之氏、浅野健氏、日印産連事業永年功労者に須田治樹氏、牧山嘉道氏の功績を称える。
記念講演には印刷博物館館長・作家の京極夏彦氏が登壇
講演会には小説家・意匠家で印刷博物館の館長を務める京極夏彦氏が登壇し、「印刷文化」をテーマに特別講演を行う。京極氏は『姑獲鳥の夏』でデビュー以来、多くの文学賞を受賞し、日本文学界に独自の足跡を残してきた。講演では印刷が人類に与えてきた影響を歴史的に捉えつつ、デジタルメディアと比較したときの印刷メディアの価値や魅力、さらに今後の役割について多角的に語る。