白山印刷 HP Indigoデジタル印刷機を導入、Scodixと組み合わせ高付加価値印刷を多品種小ロットでも実現

株式会社日本HPは、商業印刷分野で高付加価値印刷を強みとする東京都台東区の白山印刷株式会社(白山印刷)が、デジタル印刷機「HP Indigo 7Kデジタル印刷機」を2022年1月に導入したことを発表した。

白山印刷は、1969年に東京都江東区で「白山印刷所」として創業。ホログラム転写やニスを用いた擬似的なエンボス加工による特殊表面加工や箔などの高付加価値印刷に強みを持ち、印刷の後加工まで一貫した生産体制を整えている。

同社は加飾用のデジタル後加工機Scodixを2台保有し、業務のデジタル化を進めている。このたび、ますます増加する多品種小ロット需要に対応するため、同社で初めてのデジタル印刷機として「HP Indigo 7Kデジタル印刷機」を導入した。

「HP Indigo 7K デジタル印刷機」は、特色インキの豊富な種類や、透明シートなど印刷可能な素材の多様さが特長。白山印刷が活用しているデジタル後加工機Scodixとの組み合わせにおける印刷、後加工適正の良さも評価され、今回の導入に至った。

「HP Indigo 7K デジタル印刷機」の導入で、白山印刷が得意とする高付加価値な特殊印刷と、後加工の両方をデジタルで一気通貫に生産することで、多品種小ロットへの対応と短納期を実現する。また、将来的にはバリアブル印刷を活用した商品や、HP PrintOSXを活用したクリエイティブなアイデアの創出で、更なる高付加価値印刷への事業拡大を見込んでいる。

HP Indigo 7Kデジタル印刷機とScodixで制作したサンプル「DIGI・POCO(デジ・ポコ)」。オンデマンド透明厚盛ニス印刷や厚盛箔印刷によって従来の印刷物とは一線を画する表現を可能に。

白山印刷のイノベーション推進部 田辺友浩部長は、「当社は長年オフセット印刷を主軸に邁進してまいりました。加飾や特殊印刷といった高付加価値の提供に長年取り組んできましたが、今回の『HP Indigo 7Kデジタル印刷機』の導入をきっかけに、今までのオフセットベースでは賄えなかった範囲に手が届くようになり、新たな顧客やビジネスモデルの創造に着手できるようになります。それによって社員がより前向きに仕事に取組み、お客様に必要とされる製品を世の中により多く送り出せると信じております」と述べている。

白山印刷株式会社 https://hakusan-p.co.jp/
HP Indigoデジタル印刷機 http://www.hp.com/jp/indigo

白山印刷のスタッフ


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