吾妻印刷 自己破産を申請へ(新型コロナウイルス関連倒産)

神奈川県横浜市の 吾妻印刷株式会社は、7月29日、横浜地裁へ自己破産を申請した。負債額は、2021年11月期末時点で約4億5,000万円。
同社は、1949年に創業。商業印刷物を主体に、各種伝票、新聞、定期刊行物、封筒、シールなどの印刷や店舗ディスプレイ、ホームステージング、チャイルドテーブルの販売も行っていた。短納期・高品質・価格競争力を備えた印刷物を提供、大手企業をはじめ多業種にわたる営業基盤を形成していた。
しかし、取引先のコスト削減やデジタル化の進展にともなう印刷物需要の低迷で業況は減少基調となり、過年度の欠損計上から財務面は債務超過に陥っていた。こうした中、新型コロナウイルスの感染が拡大、営業環境が一層悪化し、売上高が減少。改善の兆しが見えず、先行きの見通しも立たなくなったことから今回の措置となった。

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