京都市・栄文堂 事業停止、自己破産申請へ(新型コロナウイルス関連倒産)

京都市左京区の 株式会社 栄文堂 は、10月20日、事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。負債は約1億4,000万円の見込み。
同社は1914年に創業した印刷業者。自分史や小説、絵本、写真集など各種出版物への対応や自費出版などの印刷事業をメインに手がけており、官公庁、学校、病院、銀行、大手電力会社などを得意先としていた。しかし、過年度からの借入金負担が重荷となり低収益で推移。加えてデジタル化の進展に伴う印刷需要の減退、同業者との競合激化などで売り上げが漸減。新型コロナウイルス感染拡大の影響でさらに需要が減退して大幅な債務超過に陥り、業績回復の見通しが立たず、今回の事態となった。

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