丸善雄松堂 オトバンクと連携し、全国の大学図書館にオーディオブックを販売開始

丸善雄松堂株式会社と株式会社オトバンクは、丸善雄松堂が提供する電子書籍配信サービス「Maruzen eBook Library」を通じて、全国の大学図書館、短期大学、高校、専門学校、企業・研究所などを対象に、ナレーターや声優が朗読した本などの音声をスマホ等で聴けるサービス「オーディオブック」の提供を開始した。
読書バリアフリー法の施行や、コロナ禍による電子コンテンツの利用拡大の影響、オーディオブックの拡がりなどに伴いオーディオブックへの注目が高まっている。昨年11月に開催された図書館総合展(オンライン開催)において、丸善雄松堂の「図書館と音を考える」(イベントサイト:https://yushodo.maruzen.co.jp/event/ebent20211125c/)という企画でオーディオブックを取り上げて講演を行ったところ、「オーディオブックを施設に導入したい」という声が多数上がった。そうした新たなニーズを掘り起こし、具体化させ、今回の提携が実現した。

*「Maruzen eBook Library(MeL)」について
 Maruzen eBook Library は、丸善雄松堂が開発・運営し、学術書籍に特化した電子書籍を提供する日本最大の学術・研究機関向け配信プラットフォーム。2022 年5月現在、国内・海外の出版社300 社以上・計 15 万タイトルを超える電子書籍を取り扱い、大学図書館をはじめとする国内外の教育・研究機関・約1,000機関が利用している。
 サイトURL: https://kw.maruzen.co.jp/ln/ebl/ebl_01.html

すでに従来の書籍のほかに動画・音声付コンテンツを提供しているが、さらにオーディオブックを追加することで様々な種類のコンテンツが一つのプラットフォームで利用できるようになる。
オーディオブックは生活のあらゆるシーンで「ながら読書」を楽しめるという特徴があり、点字書籍と並んで視覚障がいを持つ方々が本を楽しむツールとしても注目されている。

ラインナップも、童話からビジネス書、英語の多読や古典など多種多様で、子供から学生・ビジネスマン・高齢者など、どの世代にも対応できるよう取り揃えている。
オーディオブックは書籍コンテンツと同様に1タイトルごとの買い切りになっている。導入に関して、年間の維持手数料・管理費などのコストは発生しないクラウド型のサービスのため、簡単に導入することが可能。

利用対象者は、導入機関に所属する学生や教職員、研究者など。
利用は機関内IPアドレスの範囲内となり、図書館や研究室から利用でき、WI-FI環境がある機関は機関内のどこからでも利用できる。また、VPN等を利用して外部からのアクセスが可能な機関では、自宅や外出先からもアクセス可能。これらの外部アクセスの環境が無くても、Maruzen eBook Libraryのリモートアクセス機能も利用できる。


丸善雄松堂 https://yushodo.maruzen.co.jp/
株式会社オトバンク http://www.otobank.co.jp/

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