キヤノン 米IDC社のサステナビリティ評価「MarketScape」で2度目のリーダー獲得 複合機再生など資源循環と脱炭素の取り組みを推進

キヤノン株式会社は、米国のIT専門調査会社IDC社がサステナビリティ観点で企業評価を行った最新の報告書「IDC MarketScape: Worldwide Sustainability Programs and Services Hardcopy 2026 Vendor Assessment」において、2023年の前回調査に続き、2度目の「リーダー」評価を獲得した。

世界の主要ベンダー11社の中で高度なリサイクルアプローチを評価

同調査は、世界の主要なハードコピーベンダー11社を対象に、サステナビリティの観点から企業戦略や事業運営などを評価するもの。キヤノンは、高度なリサイクルやリマニュファクチャリング、デジタルの最適利用を含む、技術主導かつ包括的なサステナビリティアプローチを求める組織に適したベンダーであると評された。

キヤノンは原材料の調達から生産、流通、使用・維持、廃棄・リサイクルに至るまで、製品ライフサイクル全体を通じて資源循環と脱炭素に寄与する技術開発や仕組みづくりを推進している。新規資源の使用量削減や再生材の活用、廃棄物の削減に加え、生産・使用時のCO2排出量削減にグローバルで取り組み、環境負荷の低減を図っている。

部品リユース率90%以上の複合機再生事業をグローバルに展開

資源循環の取り組みとして、同社は回収した使用済み複合機を新品同様に再生・商品化する複合機再生(リマニュファクチャリング)事業を展開している。日本やドイツの再生拠点で確立した独自の生産工程・再生技術を活用し、生産された再生複合機は製品1台あたりの重量において90%以上の高い部品リユース率を実現する。2026年4月には米国でも複合機再生事業を開始し、さらなるグローバル展開を進める。

また、1990年より業界に先駆けて開始した「トナーカートリッジリサイクルプログラム」を継続している。世界24カ国で使用済みのトナーカートリッジを回収し、日本・フランス・米国・中国の拠点でリサイクルを行う。回収したトナーカートリッジに使用されているプラスチックを新しいプラスチック材料と同等の品質に再生し、新品トナーカートリッジに再利用している。

2050年までの製品ライフサイクルを通じたCO2排出ネットゼロを目標

脱炭素に向けては、2008年に製品1台あたりのライフサイクルCO2改善指数を年平均で3%改善することを目標に定め、2025年までに累計で約45.5%の改善を達成した。今後もさまざまな製品・技術・事業活動を通じて環境負荷低減に取り組むとともに、2050年までに製品ライフサイクル全体を通じたCO2排出量をネットゼロにすることを目指している。

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