コダック 2020年、完全無処理版をプレート全出荷量の30%に~クラッチェン氏来日

コダックジャパンが6月9日、東京都品川区の本社で開いた記者懇談会で、このほど来日したイーストマン・コダック社プリントシステム事業部プレジデントのブラッド・クラッチェン氏

ブラッド・クラッチェン氏
ブラッド・クラッチェン氏

が、UV印刷対応の完全無処理プレート『SONORA』の動向や、新CTPシステムについて説明した。

クラッチェン氏はコダックのミッションとして「識字率の向上」、「印刷の環境負荷低減」、「印刷の価値向上」を示し、それぞれの取り組みを説明した。とくに完全無処理プレートについては世界で3,200社超、国内で300社近い印刷会社が採用。2020年までに完全無処理プレートを、プレート全出荷量の30%に引き上げる目標を示した。国内ではUV印刷対応の『SONORA XJ』が好調で、対前年比成長率が200%となり、2017年にデジタルプレート全体の10%以上の売上達成を見込むという。

このほか懇談会では2017年にCTPシステム『TRENDSETEER Q400/Q800』用のマルチカセットユニットの発売などを明らかにした。

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