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【page2024】印刷革新会 変革をもたらす”実践的”自働化ソリューションを披露、実務担当者がパネルディスカッションで活動状況を報告

印刷プロセスの“自働化構想”を打ち出している印刷革新会は、2月14日から16日までの3日間、サンシャインシティコンベンションセンターで開催される印刷メディアビジネスの総合イベント『page2024』で実践的な自働化ソリューションを披露する。

印刷革新会はクイックス(愛知県刈谷市)、佐川印刷(愛媛県松山市)、正文舎(北海道札幌市)の印刷会社3社と、リコー、ホリゾン・ジャパン、J SPIRITSのベンダー3社で2022年に発足。また、2023年12月にはコニカミノルタジャパンが参画し、計7社で需要創出から生産、出荷、在庫管理までの〝自働化〟を通じて印刷プロセスの全体最適化を目指している。

印刷会社3社は自社の〝自働化〟プロセスに投資し、ベンダー各社と印刷会社3社の実務担当者が連携して各社の案件ベースで自働化システムを構築。ベンダー各社が他の印刷会社に、印刷革新会で実現した自働化の実績を水平展開することで、印刷業界全体の活性化につなげる。また、若年生産労働人口の減少に伴う人材獲得や技術継承の課題の解消、働きやすい労働環境の構築など、業界の持続可能性を高めていく。

page2024では「一、効率化・自働化」、「二、見える化」、「三、単品損益分析」をテーマに、J SPIRITSのMIS(経営情報システム)「PrintSapiens」、ホリゾンのポストプレスマネージメントシステム「iCE LiNK」、リコーの出力管理ソフトウェア「BatchBuilder」、コニカミノルタのワークフローソリューション「AccurioProFlux」を連携させた印刷会社3社の生産現場で生み出された印刷、製本の効率化、自働化事例を展示する。実演ではMISで起票した印刷物の仕様情報をJDFで運用し、印刷時に自動面付け、設定を自働化。断裁、製本では、バーコードを読み取ることで自動セット替えを行い、スキルレスな作業環境を構築する。また、iCE LiNK、PrintSapiensにそれぞれの工程の作業実績をフィードバックすることで単品損益を詳細に分析する。

2月16日の14時30分からはスポンサーズセミナー「実務者が語る 自動化構想での課題と解決方法」が予定されている。パネラーにはクイックス、佐川印刷、正文社の営業・制作の実務者と、ホリゾン、J SPIRITS、リコージャパンの開発関係の実務者が登壇。印刷革新会発足から2年間の活動を振り返り、「取り組んで良かったこと」、「難しかったこと」、「新しい発見」、「次のステップへの挑戦」について紹介する。

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