【大阪市・北区】シルバー 事業停止、自己破産申請へ(新型コロナウイルス関連倒産)

大阪市北区の株式会社シルバーは、6月19日付で事業を停止し、事後処理を弁護士に一任。自己破産申請の準備に入った。負債額は約2億円が見込まれている。
同社は、1988年に設立した印刷業者。折り込み広告やチラシ、パンフレット、カタログ、ポスターなどの印刷を手がけており、関西圏の企業からの直接受注や同業者からの下請けを行っていた。しかし、紙媒体の需要減少など市場が縮小するなか、同業者との競争も厳しく売り上げが漸減。本店不動産や設備導入に伴う借入金返済も重荷となり、厳しい資金繰りを余儀なくされていた。新型コロナウイルス感染拡大以降、印刷需要が一層落ち込み、先行きの見通しが立たないことから今回の事態となった。

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