RMGT 印刷機の自動運転機能“スマートアシストプリンティング”を開発

スマートアシストプリンティングサイクル図(クリックすると図が拡大します)
スマートアシストプリンティングサイクル図(クリックすると図が拡大します)

リョービMHIグラフィックテクノロジー(RMGT)は、省力化、スキルレス化と、小ロット印刷を中心とした生産性向上という市場の要望に応え、画面のワンタッチ操作で複数ジョブを自動で連続印刷が行える自動運転機能「スマートアシストプリンティング」を開発した。

「スマートアシストプリンティング」は、画面のワンタッチ操作でオフセット印刷機のインキプリセットからブランケット洗浄、版交換、テスト刷り、見当合わせ、濃度調整、本刷りまで、複数ジョブの連続印刷を自動で行える機能。インキプリセット、ブランケット洗浄、刷版交換の工程が終了すると自動で給紙が始まり、テスト刷りへと移行する。テスト刷りでは、印刷機上のCCDカメラで印刷中の用紙を撮像し、インラインで印刷物の品質管理が行える印刷品質管理システムPQS-Dと連動。用紙を抜き取らずに見当と濃度を合わせ、見当と濃度が本刷りの基準値に入れば本刷り印刷が始まる。本刷り印刷中も、PQS-Dにより印刷中に品質を検査するとともに、濃度の自動調整と見当状態の監視をする。最初のジョブの本刷りが終了すると次のジョブに移る連続印刷サイクルを繰り返す。用紙の抜き取りによるメイクレディの作業を印刷機に任せることで、1ジョブあたり約4分(※1)の時間を短縮し、小ロット連続印刷の生産性向上とオペレーターのスキルレス化を実現した。

RMGTではスマートアシストプリンティングの開発に合わせて、自動運転を効率的に稼働させるために、ユーザーの基幹システムから出力したジョブデータを基に、用紙やインキ、納期など印刷条件に合わせた最適な順序でジョブを自動で並び替える機能を印刷管理システムのプレスインフォメーションエッジに内蔵。また、枚葉オフセット印刷機のRMGT 10シリーズで培った濃度制御をRMGT 9/7/6シリーズにも展開し、より少ない損紙で短時間に印刷濃度を安定させることができるよう濃度合わせ制御を改良した。これにより目標濃度への到達と、その後の濃度安定までの損紙枚数をRMGT 9/7/6シリーズの従来機より最大約40%(※1)削減させた。

RMGTではスマートアシストプリンティング機能をB1判サイズ/菊全判ワイドサイズ印刷機RMGT 10シリーズ、菊全判サイズ/A全判サイズ印刷機RMGT 9シリーズ、B2判サイズ印刷機RMGT 7シリーズ(※2)、/菊半截寸延びサイズ印刷機RMGT 6シリーズにオプションで搭載できるようにし、印刷機の自動運転化によりオペレーター支援を強化する。

※1 RMGT社内スタッフにより効果測定した数値。オペレーターの熟練度や印刷条件によって数値は異なる。

※2  RMGT 760モデルは除く。

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