ミューラー・マルティニ ルドルフ・ミューラー氏「五反田氏は宮崎氏の後継者にかなう」

ルドルフ・ミューラー氏(中央)、宮崎靖好氏(左)、五反田隆氏(右)
ルドルフ・ミューラー氏(中央)、宮崎靖好氏(左)、五反田隆氏(右)

スイスの製本機メーカー、ミューラー・マルティニ グループチェアマンのルドルフ・ミューラー氏は、10月17日に開いた記者会見で、2018年1月1日にミューラー・マルティニ ジャパン代表取締役に五反田隆取締役営業技術部長が就任することを明らかにした。

ルドルフ・ミューラー氏は「2017年度末に引退予定という宮崎靖好氏からの連絡を数か月前に受けて、私たちはスムーズな経営継承を実現させるべく行動した。取締役会議は、五反田隆氏を2018年1月1日付で代表取締役とすると合意した。五反田氏は2001年1月に営業のプロジェクトマネージャーとしてミューラー・マルティニ ジャパンに入社し、2年後にはサービス技術部長に、さらに2013年には営業技術部長に昇進している。五反田氏のこれまでの印刷業界、そしてミューラー・マルティニジャパンにおける幅広い経験は宮崎氏の後継者に叶う」と述べるとともに、2006年から同社代表取締役を務めてきた宮崎靖好氏に感謝の意を示した。

次期代表取締役の五反田隆氏は「2001年に営業として入社し、その後、サービス業務の責任者として経験を積んできた。その道は平たんなものではなく、2008年のリーマンショック後には組織改革を断行せざるを得なかった。また、2011年の東日本大震災ではお客様の機械をいかに早く復旧するかに頭を悩ませた。現在、営業の責任者としても印刷、製本業界の劇的な変化にどういう機械で対応すれば良いか悩みが尽きない。しかし、会社全体の責任者の任を受け、お客様に一層の満足とサービスを提供することを使命として、業界の発展に貢献したい」と抱負を述べた。

退任する宮崎靖好社長はユーザーをはじめ、関係各位に感謝の言葉を述べ、「当社入社後はサービスそして営業の責任者として職務をしっかりと果たしており、その誠実で明るい人柄からもお客様の高い信頼を獲得している。印刷製本業を取り巻く環境は相変わらず不透明であり、これからも厳しい状況が続くと思われるが、新しいリーダーである五反田氏のもと、ミューラー・マルティニがキャッチフレーズの通り、より強いパートナーYour Strong Partnerとなると私は確信している」と語った。

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