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DNP 能楽を鑑賞しながら解説が見られるARシステム開発

2017.6.2

システム概要図

システム概要図

大日本印刷は、能楽の公益社団法人宝生会と共同で、AR(拡張現実)による能楽鑑賞ガイダンスシステムの実用化に向けた実験を、7月29日に行われる宝生流能楽公演「体感する能『黒塚』」をはじめ、3公演で実施する。
同システムは、メガネのように着けて、実際に見ている光景に情報を重ねて表示するウェアラブルデバイス「スマートグラス」を活用している。
鑑賞者は、解説コンテンツのデータを収録した情報端末とスマートグラスをセットで使用。今回、実用化に向けて、以下の3点を改良した。
①全座席で安定した運用を実現
演目の進行に合わせて、最適な解説コンテンツをスマートグラスに表示する。表示するタイミングを指示する情報は、音響透かし技術を活用した、人の耳で聞き取れない非可聴音信号として会場の既設スピーカーから配信する。そのため、Wi-Fiなどの通信環境を新たに設置する必要がなく、全ての座席で安定した運用ができる。
②日本語・英語切り替えが可能な多言語対応
情報端末の貸出時に使用言語を選択することで、スマートグラスに表示する言語を切り替えることができる。
③容易なコンテンツ制作機能によって、公演関係者などによる解説画面の制作が可能に
スマートグラスに表示する解説画面を簡単に編集・制作できる機能を備えた。コンテンツ制作に関する特別な知識や技能を持たなくても、コンテンツの編集・制作・更新が可能。