TikTok ファミリーとクリエイター双方に向けた安全性と信頼性を強化する新機能を発表 保護者連携、ウェルビーイング支援、クリエイター保護を一層推進

ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」は、ユーザーがより安心・安全に同サービスを利用できるよう、家族向け・コミュニティ向け・クリエイター向けの3つの領域にわたる新機能を導入した。10代のユーザー、保護者、クリエイター、そしてTikTokを楽しむすべての人々に向け、より充実したデジタル体験を提供することを目的としている。

子どもと保護者の対話を支援する「ペアレンタルコントロール」強化

TikTokは、10代の子どもたちが安心して創造性を発揮できるよう、50以上の機能や設定による安全設計を整備。今回のアップデートでは、保護者によるアカウント管理を支援する「ペアレンタルコントロール」機能がさらに強化された。

投稿時に保護者へ自動通知が送信される機能や、プライバシー設定・興味関心トピックの確認機能などを通じて、子どもと保護者が安心安全な利用に関して会話を重ねる機会を創出。

また、保護者と子どもが安全なネット環境について考える「Digital Safety Partnership for Families」の活動とも連携し、家庭内での対話促進にも貢献している。

健全なデジタル習慣を楽しく育む「ウェルビーイングミッション」

コミュニティ全体のウェルビーイングにも注力するTikTokは、スクリーンタイムの管理や「おやすみタイム」機能に加え、行動変容をポジティブに促す新機能「Well-being Missions(ウェルビーイングミッション)」を発表。

この機能は、短く取り組みやすいミッションを完了することでバッジが獲得できる仕組みで、ユーザーが自発的にバランスの取れたデジタル習慣を築くことを支援する。研究者や若者との協議を重ねた上で開発されたもので、今後は複数のサポート機能を統合した専用体験ページの提供も予定されている。

クリエイターを支える安心安全機能も拡充

TikTokで活躍するクリエイターに対しても、安全かつ創造的に活動できる環境を整備するための機能が追加された

  • ・コメントフィルターを強化した「クリエイターケアモード」
  • ・TikTok LIVE配信時の表現ミュート機能の拡充
  • ・投稿前に表示可能性を確認できる「コンテンツの簡易チェック」
  • ・メッセージ管理を効率化するクリエイター用受信箱
  • ・対象フォロワーとの交流を促進する「クリエイターチャットルーム」

これらの新機能は、7月29日にニューヨークで開催された「Discover and Learn Trust & Safety」イベントで初めて紹介された。イベントでは、10代の若者や保護者、市民団体、報道関係者らが一堂に会し、安心・安全なデジタル社会の実現について活発な意見交換が行われた。

安全性のさらなる進化へ

TikTokは今後も、既存機能の改善とあわせて新たな機能の導入を進め、すべてのユーザーが安心して創造性を発揮し、豊かなつながりを築けるプラットフォームの実現を目指すとしている。

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