DICグラフィックス・東洋インキ・サカタインクス 11月から印刷インキ大手3社が首都圏で共同配送を開始へ 物流の2024年問題に対応し、CO₂削減やドライバー不足解消を目指す

DICグラフィックス株式会社、東洋インキ株式会社、サカタインクス株式会社の印刷インキメーカー3社は、物流の効率化と社会課題の解決を目指し、2025年11月から首都圏での共同配送を始める。物流の2024年問題を背景に、ドライバー不足やCO₂削減といった課題への対応を図るとともに、今後は全国展開も視野に入れる。

首都圏で共同配送を開始、物流効率化に向けた新たな一手

印刷インキメーカーの大手であるDICグラフィックス、東洋インキ、サカタインクスは、物流の2024年問題を背景に、首都圏における共同配送の取り組みを2025年11月から開始する。対象となるのは、情報メディア向けのオフセットインキおよび関連製品。

2024年4月からスタートしたトラックドライバーの時間外労働規制により、荷主企業には一層の物流効率化と合理化が求められている。今回の取り組みは、印刷インキ業界における協業の新たなモデルケースといえる。

重複エリアを一本化し、トラック台数やCO₂排出を削減

共同で配送することで、トラック台数の削減、CO₂排出量の抑制、ドライバー不足の緩和、そして物流コストの抑制が見込まれる。3社は、今回の首都圏での共同配送を第一ステップとし、今後は全国的な展開も視野に入れて検討を進める。物流の効率化と安定的な配送体制の継続に取り組む姿勢を明確にしている。

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