凸版印刷 印刷博物館が累計来館者50万人を達成、設立16年目に

記念品の贈呈(左より金子社長、樺山館長、廣本さん、木村さん、足立会長)
記念品の贈呈(左より金子社長、樺山館長、廣本さん、木村さん、足立会長)

凸版印刷が創立100周年を記念して2000年に設立した、文化施設の印刷博物館(東京都文京区)の累計来館者が9月6日に、50万人に達した。

50万人目の来館者は、9月6日午前11時15分頃に来館した山口県岩国市の廣本詩織さん(19歳)と木村春花さん(19歳)の2名。「印刷博物館には初めて来ました。50万人目ということで驚きましたが、たいへん嬉しいです。歴史が好きで、徳川家康の駿河版銅活字に興味を持ちました」と述べたという。

50万人目の2名には印刷博物館から記念品として、同館の樺山館長よりギネスワールドレコーズに世界最小の印刷本として認定されたマイクロブック「四季の草花」と次回企画展「武士と印刷」の招待券を、凸版印刷の足立会長よりヴァチカン教皇庁図書館展図録を、金子社長よりグーテンベルク42行聖書Tシャツが贈呈された。また、印刷工房で名前を組んだ認定証(1年間有効入館券として活用)を印刷して渡した。

樺山館長は「50万人目のお客様をお迎えすることができ、感無量です。外国人の方を含め、遠方よりお客様が来られることは、大変うれしい限りです。歴史がお好きな女性が当館の50万人目のお客様となられ、こういうめぐりあわせがあるのかと驚いてもいます。今後も情報発信を行い、お客様に喜んでいただく博物館活動を続けていくことの大切さを学ばせていただきました」と挨拶した。

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