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凸版印刷&インフォメディア 製造DX支援ソリューション「NAVINECT(R)」でロボットラベラーと連携した個体トレーサビリティ機能を提供

凸版印刷株式会社は、幅広い業界/業種向けの製造DX支援ソリューション「NAVINECT(R)(ナビネクト)」を提供しているが、このたびトッパンインフォメディア(本社:東京都港区、 代表取締役社長:堀 正史、 以下 トッパンインフォメディア)と、 「NAVINECT(R) エッジ 」の「品質管理」パッケージにおいてロボットラベラー装置と連携した個体トレーサビリティ機能(以下、 本機能)を開発、 提供を開始する。
同機能は、 導入企業の基幹システム(ERP)から受信した生産情報をもとに、製品個々の識別番号を生成しラベルにコード(バーコード、 QRコード等)として印字し、 その識別番号と生産情報や製造装置の各種収集データを紐づけ管理する。これにより異常発生時の波及範囲などをラベル上の印字コードから正確に抽出できるトレーサビリティ機能を開発した。
トッパンインフォメディアが提供するロボットラベラー装置とも連携することでラベル貼り作業の負荷も軽減する。

「NAVINECTエッジ(R)」におけるロボットラベラーと連携した個体トレーサビリティ機能の概要 (C) TOPPAN INC.


ラベルに個体識別情報を付与することにより、 製品ごとの装置稼働情報のデジタル管理が容易となり、 特に高い品質管理が求められる食品や化粧品などを扱う製造現場における品質管理の強化を支援する。

個体トレーサビリティ機能は、受信した製造ロットや生産日程などの情報と登録している製造装置の情報を紐づけ、製品ごとの識別番号を印字情報として生成する。 ラベラー側の印字結果はフィードバックされ、 印字履歴の管理をすることも可能。

ラベル印字の流れと流れ使用イメージ


製品に貼り付けるラベルには、 使用期限や製造ロット情報に加えてコード印字が可能。コードの読み取りにより、「NAVINECT(R) エッジ」側で管理している製造時間等の個体識別情報を確認することができる。コードを印字したラベルの活用で、製品不具合時のトレーサビリティを容易に実現する。
また、印字入力作業の削減、ロボットラベラーとの連携による作業負荷も軽減する。
凸版印刷は「NAVINECT(R)」および「NAVINECT(R)クラウド」を、 製造業を中心に様々な企業に対して提供していく。

なお、「NAVINECT(R)」は、顧客ごとにシステム設計から運用まで最適な形にカスタマイズし、 製造現場のデジタル化を支援する製造DX支援ソリューション。凸版印刷による情報系、 生活・産業系、 エレクトロニクス系などの幅広い業種の生産品目に対応するため自社の製造現場で開発・運用してきた130ものアプリケーション群とデジタル化のノウハウが活かされている。 2019年4月にオンプレミス型の「NAVINECT(R)」の提供を開始し、 現在は4つの製品を提供している。

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