株式会社スター精機は、段ボール箱の積み付けロボット「ロボットパレタイザー PX」の新シリーズ「低全高マルチパレタイザー PXL」より、「PXL-1535」を発売した。併せて、2023年11月29日～12月2日に東京ビッグサイトで開催された「2023国際ロボット展」に同機を発表、実演した。

物流業界の2024年問題の中に、工場運用パレットと運送用パレットのサイズ違いによる載せ替え問題がある。従来はドライバーが工場用14パレットから運送用11パレットに積み替えをしていたが、国土交通省の働き方改革からパレットの積み替え全てをドライバー任せにすることが難しくなる。

新機種は前後ストローク350ミリメートルをオプション延長により、工場用T14パレットから運送用T11パレットへの載せ替えも容易。また、スタンダードモデルPXWと比較し積付け高さを維持したまま、約30％の低全高化が最大の特徴になる。

低全高化のメリットとしては、搬入間口や、天井高さの改造工事の必要がなくなること。パレタイザー単体の設置工事2日間と短期で設置が可能で、手軽に導入できる。

既に配送センター、プラスチック製品、化粧品、医薬品、食品、飲料、各種部品等様々な業種・業態での導入が進んでおり、段ボールの他にもペール缶、番重等での積み上げ実績がある。