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クリエ リコージャパンと協業し、DMと動画を組み合わせたセミナー集客で有効性を確認

クリエ・ジャパン(東京都港区)はリコージャパンと協業し、ダイレクトメール(DM)と動画を組み合わせたセミナー集客の新ソリューションを試験的に導入した結果、その有効性を裏付ける数値を獲得した。

クリエ・ジャパンは、一人ひとりに最適化した動画を自動生成できる動画DXテクノロジー『PRISM』(プリズム)で、ワン・トゥ・ワンマーケティングを支援している。2021年11月にはリコーアクセラレータープログラム『TRIBUS』*の参加企業の一つとして選出された後、両社のリソースを使ったサービスを創出すべく協議を重ねてきた。最初の取り組みとして、セミナー集客に関する分野での協業を目指した。

一般的にセミナーの集客は、媒体への広告掲載やSNSでの告知など、それぞれの対象や予算に合わせて実施されているが、想定された集客が見込めないケースが多い。クリエ・ジャパンでは、B to Bのセミナー集客が、自社の見込み顧客のリストに対して告知されることが多く、見込み顧客が自社の営業担当者と面識があることに着目。紙のDMと『PRISM』を組み合わせて集客活動に活用し、企業が保有する見込み顧客と担当営業の関係値を反映させた集客ソリューションの開発を進めてきた。今回、リコージャパンと協業し、実証に至った。

実証では、リコーの印刷技術やリコージャパンのDM制作の知見を活かし、『PRISM』を組み込んだセミナー集客ソリューションを活用。セミナー参加が見込まれる対象者に向け、リコーが一人ひとりに最適化した内容とQRコードが印刷されたDMを制作。そのDMのQRコードを読み込むと『PRISM』で生成したそれぞれの見込み顧客に向けた個別動画が再生され、企業担当者からセミナーの紹介を視聴することができる。

リコージャパンがDMを使ってセミナーの集客をした過去7回分の施策では、DM送付総数4,923通に対し、セミナー申し込み人数が251名で、申し込みの割合が5.1%だった。今回の取り組みではDM送付数313通に対し、DMから動画再生ページに遷移してセミナーに申し込んだ人数が43名となり、申し込み割合が14%と大幅に向上した。

*リコーアクセラレータープログラム『TRIBUS』:社内外からイノベーターを募り、リコー社グループのリソースを活用し新たな価値創造につなげるプログラム

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