エプソン みずほFGと小学校でSDGs&金融の体験授業を実施 PaperLab見学と再生紙活用で「環境」と「社会のつながり」を学ぶ

エプソン販売株式会社は、株式会社みずほフィナンシャルグループ(みずほFG)と協働し、板橋区立北前野小学校6年生を対象とした課外授業を実施した。
テーマは「つながる」。SDGsをはじめとする環境や社会の課題に児童自らが向き合い、行動へとつなげる取り組みとなった。

授業のきっかけは紙の課題とPaperLabとの出会い

児童たちは学校全体向けにSDGsをテーマとした動画を制作していたが、台本の印刷に伴う紙ごみの発生が課題となっていた。2023年の「エコプロ2023」で目にしたエプソンの乾式オフィス製紙機「PaperLab」の存在が、この課題解決のヒントとなった。ここから企業との協働授業の構想がスタートした。

出前授業で「環境」と「金融」を体感

エプソンとみずほFGがそれぞれ授業を構成し、児童たちは「環境」と「金融」についての理解を深めた。
エプソンの授業では、紙の原料や製造工程に加え、乾式オフィス製紙機「PaperLab」の仕組みをクイズ形式で紹介。水をほとんど使わずに再生紙を作る技術に、児童たちは大きな関心を寄せていた。一方、みずほFGの授業では、お金の役割や貯蓄の重要性、キャッシュレス決済、金融トラブルへの備え、そして金融機関の社会的役割について学び、「お金と社会のつながり」についての理解を深める場となった。

銀行見学とPaperLabの現場体験

授業の理解を深めるため、児童たちはみずほ銀行東京中央支店を訪問。PaperLabが実際に稼働する現場も見学し、紙が再生される工程や銀行員の業務に触れた。
児童からは「再生紙が現実に作られていることに感動した」「企業が社会を支えていることを学んだ」との声があがり、実体験が学びへの意欲を高めていることがうかがえた。

再生紙で「感謝の手紙」制作、自分事としてSDGsを実感

授業の最後には、児童が学校で使った古紙を再生した紙で、保護者や先生に向けた感謝の手紙を作成した。便箋と封筒の厚紙はみずほ銀行のPaperLabで製紙、印刷はエプソンのプリンターが使われた。
「思い出の詰まった紙で書く手紙は特別な思いが込もる」「環境貢献につながる行動ができて良かった」など、児童の声からはSDGsの理解が「行動」へとつながっている。

今後も広がるPaperLabと教育の連携

今回の授業は、紙資源の地域循環を推進する「KAMIKURU(カミクル)」プロジェクトとも共通する取り組みであり、今後もエプソンは、自治体や企業と連携しながら教育現場での活用を広げていく方針である。

関連リンク

KAMIKURU(カミクル)公式サイト
みずほFGの金融経済教育
エプソン PaperLab 製品紹介

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