【埼玉県和光市】明和優美印刷 破産手続き開始決定受ける(新型コロナウイルス関連倒産)

埼玉県和光市の 明和優美印刷株式会社 は、9月13日、さいたま地裁より破産手続き開始決定を受けた。負債は約2億5,000万円の見込み。
同社は、1983年に創業した印刷業者。オフセット印刷で写真集や学校教材、通販カタログや会社案内、販促チラシ、カレンダーやパンフレット類など、商業印刷部門でも豊富な実績を有していた。高性能の設備を整え印刷から製本まで一貫して行い、大手の印刷業者を中心に幅広く営業を展開していた。しかし、長引く印刷不況のあおりを受けて業績が低迷。売り上げの減少に加え、損益面でも苦戦が続き、得意先の業況不振から焦げ付きの発生も重なり資金繰りが多忙化していた。2019年の売上高がダウンして最終赤字を計上。近時は新型コロナウイルス感染拡大の影響でさらに苦しさが増し、支えきれず今年7月頃には事実上、営業を停止していた。

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