【京都府八幡市】フジプリンテイング  破産手続き開始決定受ける(続報:新型コロナウイルス関連倒産)

京都府八幡市の 有限会社フジプリンテイング は、11月16日、京都地裁より破産手続き開始決定を受けた。負債は約5,000万円の見込み。
同社は、1986年に創業した印刷業者。京都府南部や大阪府北部の食品スーパーのチラシ印刷を主体に手がけ、新聞折込チラシなどの販促物のデザインから印刷までを一貫して行っていた。しかし、商業印刷における価格競争の激化や食品スーパーなどのコスト削減、デジタル化の進展による新聞折込チラシの需要減退などから受注量が減少し、収益性も悪化。2014年には代表自宅不動産が差し押さえを受けるなど資金繰りが厳しくなっていた。2020年以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響から得意先が宣伝広告活動を抑制、受注量が更に落ち込んだ。コロナ禍の長期化で受注回復がみられず、2022年には主力得意先が破綻し受注回復の見通しが立たなくなったほか、代表の高齢化もあり、4月28日に事業を停止していた。

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