NECネクサソリューションズ SUPER DIGITORIAL/EWVer.12.5 提供開始、美しい組版と効率化を両立

NECネクサソリューションズは、印刷ソリューション「SUPER DIGITORIAL」シリーズに組版ソフト「EdianWing」を統合し、「SUPER DIGITORIAL/EW Ver.12.5」として提供を開始する。高い自動組版機能を備え、幅広い制作物を一気に美しく仕上げることができる。

30年以上にわたり機能強化を重ねてきた印刷ソリューション「SUPER DIGITORIAL」シリーズは組版ソフト「EdianWing」を統合し、さらに機能を拡張。雑誌や新聞のページ物やカタログ、パンフレットの商業印刷物をはじめ、電子書籍の制作やWeb展開との連携も可能にする。

組版性能は純国産ソフトウェアにより美しくきめ細やかな文字組版を実現。高等数式対応の専用OpenTypeフォントによる数式編集、専用の表組支援ツールによる名簿・一覧表の複数ページにまたがる大量の表組制作など、高度な編集作業を効率化する機能を標準機能として搭載している。

大量ページの編集・制作が必要な場合は、データベース連携により高速に処理。オプション機能の『自動組版デザイナー』を利用することで、ページ数の多い書籍やカタログ、求人誌をはじめ様々なパターンのレイアウトを自動で生成することが可能。自動組版の作業は視覚的に分かりやすいGUIで、ドラッグ&ドロップしながらデータとレイアウトをマッピングすることができるため、簡単な操作で実現が可能。また、QRコード作成機能も備えている。

データ形式は印刷用のPDFやPS、EPSに対応するほか、ePUB以外にもXML、HTMLに出力することができ、電子書籍やWebとの連携が可能。例えば製品カタログの仕様が変更された場合、その変更内容が電子カタログやWebページなど他のメディアにも反映され、修正作業が効率化。入力違いや修正漏れなどの人為的なミスも回避することができる。

運用例では時刻表の場合、大量ページで情報が多く、レイアウトに多種多様なパターンがあっても、データベースと連携し、高速で自動組版。また、法令関係ではXMLで管理されるコンテンツの組版やページをまたがる表組など独特の書式に対応する。カタログ・求人広告ではレイアウトパターンごとに、データベースと連携した可変情報を対応させ、高速でページヘの自動配置を実現する。このほか名刺や学習参考書、新聞、予想紙など幅広い分野での活用が見込まれる。

システムはオンプレミス版とクラウド版を用意。オンプレミス版の価格はクライアントライセンスが160万円、サーバライセンスが120万円。いずれも税別。

「SUPER DIGITORIAL/EW Ver.12.5」は、2021年2月3日から5日までサンシャインシティコンベンションセンターで開催されるpage2021と、2021年2月8日から26日まで開催されるpage2021オンライン展示会に出展される。

同社ではオンラインによる個別のリモートデモも受け付けている。同社の説明員が操作する画面を共有し、パソコンのマイクか電話を利用しての会話も可能。

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