東洋インキ エタノール消毒液耐性に優れるパッケージ用インキを開発

東洋インキはエタノール消毒液耐性に優れる表刷り用グラビアインキ「レアル® NEX NEX BO S3シリーズ」の販売を開始した。

菓子包装などフィルム包装材の多くは複層フィルムの間に印刷する方式が採用されている。パンの包装材料などではフィルムの外側に印刷する「表刷り」が主流で、紙の印刷と同様、手に触れるところに印刷インキが存在している。通常、包装材のインキが落ちることはないものの、エタノールで消毒した手でパッケージを触れた際に消毒液によってインキ塗膜が溶解し、手やテーブルクロスにインキが付着するケースが確認されている。新製品は独自の樹脂設計技術による強固な塗膜形成により、消毒液使用時にインキが落ちるリスクを著しく低減することに成功。その他性能も従来品同等以上の耐性を保持し、かつバイオマス原材料を10%以上配合した。

関連記事

最新記事