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日本WPA 水なし抗菌印刷をテーマにWebセミナー開催で150人が参加

2020.9.11

 

挨拶する田畠会長

挨拶する田畠会長

印刷物に対して「安全、衛生」の要求が高まり「抗菌印刷」に強い関心が寄せられる中、日本WPA(田畠久義会長)は、9月9日、YouTube配信で「抗菌印刷Webセミナー」を開催した。セミナーには、都インキの常務取締役 松本守氏を招き、水なし用抗菌インキを使用した「抗菌印刷」の基礎知識から印刷の実務を解説され、全国から約150人が視聴した。

 

冒頭、日本WPAの小川事務局長の開会挨拶の後、田畠会長があいさつに登壇。「新型コロナで低迷する経済にあって、コロナ対応の印刷物が求められている。日本WPAは衛生面から注目を集めている抗菌印刷の情報をオンラインで提供する。会員には、水なし印刷で抗菌印刷を行っている会社も数社ある。今年度の事業として推進するSDGs、見学会、セミナーなどオンラインを活用しながら、事業活動の改革を進めていきたい。水なし印刷の抗菌印刷は、コスト面で課題も多いが、注目されている技術でもある。本日は都インキの松本常務からお話をいただく」と期待を寄せた。

都インキの松本常務は、「抗菌印刷について」と題して講演。①微生物の分類と大きさ ②ウィルス、細菌の形状 ③細菌とウィルスの増え方 ④細菌メカニズム ⑤抗菌とは ⑥SIAA ⑦抗菌試験方法 ⑧当社抗菌OPニスの抗菌活性値 ⑨抗菌剤の安全性 ⑩インキ盛量と抗菌効果 ⑪抗菌効果の持続性 ⑫トスや抗菌インキについて説明。「抗菌印刷は銀イオンが溶出されて細菌に吸収されて効果を発揮する。抗菌効果は、配合されている抗菌剤の量、銀イオンの溶出量、細菌の数を考慮すると印刷物の寿命を下回ることはなく、抗菌効果は持続する」と解説した。