エプソン 新昇華転写プリンター2機種を発表

エプソンは9月10日、商業・産業向け大判インクジェットプリンター SureColor シリーズ昇華転写プリンターの新商品として、省スペースで使いやすいデスクトップモデル『SC-F550』、ユーザー自身によるメンテナンス性が向上したコンパクトモデル『SC-F6350』を発売する。

昇華転写とは、昇華型インクでプリントした転写紙に熱を加えインクを気化させ、ポリエステルなどの素材に染み込ませるプリント方式で、スポーツアパレルなどの制作に利用されている。プリントの際に版が不要なデジタル方式のため、プリント工程もシンプルで、シルクスクリーン印刷などのアナログ方式と比較し、オリジナルグッズやノベルティなど多品種少量プリントに適している。

SC-F550
SC-F550

『SC-F550』は、エプソンの昇華転写プリンター初の 24 インチ対応デスクトップモデル。置き場所を選ばない省スペース設計を実現し、ロール紙と単票紙に対応している。また、4.3 インチの大型タッチパネルでプリントまでのガイドや消耗品の残量、エラー状況について確認できるため、直感的な操作が可能。トートバッグやマグカップなどのオリジナルグッズの受注・制作業務に適している。

『SC-F6350』は、従来機「SC-F6200」でサービスエンジニアを呼ぶ必要があったヘッドキャップのクリーニングがユーザー自身でのメンテナンスを可能にした。また、プリン

SC-F6350
SC-F6350

トしたロール紙を巻き取る自動巻取りユニットをオプションとして新たに用意。プリント後の紙をロール状に巻取り、転写工程にすぐに取り掛かれる。

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