KOMORI トータルソリューション特別内覧会に90名が参加

KP-コネクトの効果に高い関心が寄せられた内覧会
KP-コネクトの効果に高い関心が寄せられた内覧会

小森コーポレーションは7月19日の午前と午後の2回に渡り、大阪支社ショールームで印刷ビジネスの様々な課題解決をサポートするための『トータルソリューション特別内覧会』を開催した。内覧会では55社90名が来場。3つのセミナーとKP-コネクト、菊全判オフセット枚葉印刷機 リスロンG40、断裁機 アプリシアCT115、POD インプレミアCシリーズを用いて実演を披露した。

一つ目のセミナーでは福博綜合印刷株式会社堅粕工場工場長の福原英二郎氏が『Impremia IS29の可能性』をテーマに、2017年7月に導入したB2判インクジェット印刷機『インプレミアIS29』の導入経緯と効果を説明。セミナー終了後は同じフロアのdCL(デジタルクリエイティブラウンジ)で、KOMORIのオンデマンド印刷機『インプレミアCシリーズ』を実演した。

続いて、1Fデモセンターに移動。二つ目のセミナーでは『早わかり見える化導入ポイント』をテーマに日本印刷技術協会研究調査部の花房賢氏が、印刷機の時間コストや作業原価の算出方法などについて例や表を使って説明した。三つ目のセミナーでは『KP-コネクトによる印刷工程管理のデジタル化』をテーマに、小森コーポレーションICT事業推進部係長の堤佑介氏が印刷機の稼動状況などをクラウド上で可視化する『KP-コネクト』を紹介。

その後の実演では、KP-コネクトのスケジューラーから予めリスロンG40に割り当てられたジョブ情報を利用し、オペレーターがスタートボタンを押すだけで印刷を開始した。1ジョブ目は、コート紙にコスメのカタログを最高印刷速度16,500回転で印刷。PQA-S V5(インライン品質管理装置)のカラーコントロール機能で稼働中の安定した色管理をKID(KOMORIインフォメーションディスプレイ)画面で確認しました。また、省電力型UV硬化装置のH-UVで速乾した印刷物がすぐに断裁機『アプリシアCT115』に運ばれ高精度で断裁。インプレミアC72の実演で出力した印刷物とのカラーマッチングの精度を披露した。

2ジョブ目への切り替えの時間では、セミナーで解説した堤氏が改めてKP-コネクトにより営業情報や各印刷工程での情報を一元化し効率化できること、プリプレスとの連携で印刷機側から必要な時に刷版出力が可能なことを説明。2ジョブ目でカタログ裏面の印刷が完了した後には、会場の大型モニターに印刷稼働状況がリアルタイムで表示された。

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