グーフ 印刷業のシェアリングエコノミー実現へ『Director on Cloud』発表

発表するグーフの岡本氏
発表するグーフの岡本氏

グーフは7月31日、IGAS2018会場のスマートファクトリーゾーンで、印刷業のシェアリングエコノミーを実現する『Director on Cloud』(D.o.C.)』を発表した。

D.o.C.は印刷発注者のMAやCRMと、印刷会社の生産現場をクラウドで結ぶプラットフォーム。発注者のマーケティングオートメーションのシステムなどから印刷物が発生すると、過去実績や評価データを掛け合わせ、AI(人工知能)が最適な生産ロジックを計算し、複数の印刷会社に自動で印刷を発注する。印刷物が発生すると即座に発注者と印刷会社との間で契約が結ばれ、生産環境に応じてプリントファイルが生成されて印刷会社に送られる。仮に100万部のバリアブルDMを翌日納品する場合、AIが最適な印刷会社を選び出し、100社が1万部ずつ作るという遠隔地間印刷も可能にする。

グーフCEOの岡本幸憲氏は「DMのサービスプロバイダ、クリエイティブのエージェンシーとつながり、紙媒体の新しい価値、未来の紙媒体の本質を作り上げられるよう、印刷会社や発注者ともに市場創造ができればと思う」と述べている。

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