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【印刷ビジネスモデル集2019】
= トキワメディアサービス =
教材関連で採用の「剥がれ三兄弟」

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2019.8.16

文具商品「Pionero」ピオネロ(開拓者)でブランド化

 

 

剥がれスクラム製本

剥がれスクラム製本

モノクロ・2色の頁物印刷に特化する株式会社トキワメディアサービスは、特殊製本の剥がれ製本を「Pionero(ピオネロ)」として商標登録を行った。剥がれ製本の「剥がれ三兄弟」を文具商品としてブランド化し印刷・製本会社、学習塾、教材会社の印刷における特殊製本の受注を支援する。

同社は「品質保証」「納期保障」を掲げてモノクロ・2色印刷と製本・物流配送サービスに特化している。教育教材・資格取得テキスト・試験問題集、企業の販促マニュアル、各種製品の取扱説明書、書籍の印刷・製本と幅広く受注するとともに、無線綴じ製本でページを離脱する特殊製本「剥がれ製本」が教材をはじめ、レシピや楽譜など各分野で活用が広がっている。

埼玉県朝霞市の朝霞事業所では富士ゼロックスのVersant180Press、B9136Light-Publissher、LightPublissherD125、KOMORIの菊全2色両面機4台、東京出版機械の無線綴じ機(20鞍)、尾﨏製作所の中綴機(5鞍)、正栄機械製作所、ホリゾン折機、永井機械製作所の断裁機を備える。

平成21年に実用新案を登録し、教材やマニュアルなどで採用されている「剥がれ製本」は複数の冊子を連ねて一冊の状態に製本し、使用するときは一冊ずつ簡単に剥がして使える製本方式。剥がれないことが大切だった今までの製本とは全く逆の発想から独自の技術を駆使して開発された。

4台体制の菊全判2色両面機

4台体制の菊全判2色両面機

大手予備校では、必要な章や単元ごとに冊子を剥がして使用する教材や試験問題、音楽出版社では楽器パートごとに剥がして使われて、多数の導入例がある。

現在はこれらの要望に応え、多様な用紙サイズ、紙質の厚みに対応する剥がれ製本技術を確立。最脱着可能な技術の確立にも取り組み、バリエーションを拡大している。着脱可能な再脱着製本技術の「だっちゃくん」では剥がして戻す(脱着)という製本方式を独自に開発した。

印刷から製本までのワンストップサービスを強化する「流通加工部」は製品一点一点に人が触れて製品づくりを行っている。

製造ラインでは微細な不具合までチェックし、工程フローに沿った品質チェックを実施している。朝霞事業所は工程を管理するためのモニタリングカメラ、携帯電話の貴重品ロッカーを設置し、印刷情報の漏洩防止対策を徹底している。

江月章社長は「実用新案の剥がれ製本を“ピオネロ”として商標登録を行った。教育関連に加えて音楽や料理のレシピ本等でも活用が広がっている。デジタルとオフセット印刷による高品質のモノクロ、2色、印刷の品質・納期保障とスクラム無線綴じ、中綴じ、アジロの剥がれ製本を広めていきたい」と述べている。

 

株式会社トキワメディアサービス

東京都豊島区池袋2-60-7

ルート池袋第3ビル

代表者:江月章氏

TEL 03-6903-1275

朝霞事業所

埼玉県朝霞市宮戸橋面2-1

TEL 048-486-6605

http://www.tokiwa-media.co.jp/