TOPPANホールディングス 「家庭で作る霜降り肉」を大阪・関西万博で披露、 培養肉とミートメーカーを出展、3Dバイオプリントで未来の食卓を提案
TOPPANホールディングス株式会社が参画している「培養肉未来創造コンソーシアム」は、大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオン「ミライの都市」エリアで「家庭で作る霜降り肉」をテーマにした展示を実施している。
3Dバイオプリントで描く、家庭で培養肉をつくる未来
展示は大阪ヘルスケアパビリオン「ミライの都市」エリアに設置され、ブース名称は「家庭で作る霜降り肉」。来場者に向けて、3Dバイオプリント技術を活用した培養肉の実物とその製造装置となるミートメーカー(コンセプトモデル)を公開している。家庭で霜降りステーキを製造できる時代の到来をイメージさせ、食と健康の新たな可能性を提示する内容となっている。
万博来場者に向け、食と都市の未来を体験的に展示
今回の出展は、大阪ヘルスケアパビリオンが掲げるテーマ「REBORN」の一環として構成されており、リボーン体験ルート内の「ミライの都市」ゾーンに設置されている。来場者はアバターを用いて未来の生活に没入しながら、展示を体験できる仕掛けとなっている。
また、7月8日には焼いた培養肉の香りを体験できるイベントも予定しており、食のリアルな未来像をさらに体感できる構成としている。
社会課題の解決に向けた共創と技術実装
培養肉未来創造コンソーシアムは、2023年にTOPPANホールディングス、大阪大学大学院工学研究科、島津製作所、伊藤ハム米久ホールディングス、シグマクシスの5者で設立され、2024年にはZACROSが加わった。
同コンソーシアムは、人口増加に伴うタンパク質供給の不足や、温室効果ガス排出量の削減といった社会課題に向き合うべく、培養肉の社会実装に取り組んでいる。3Dバイオプリントを活用した新しい肉のかたちを提案し、万博の展示をその成果発表の場として活用している。
展示概要
展示名称: 家庭で作る霜降り肉
開催場所: 大阪・関西万博 大阪ヘルスケアパビリオン「ミライの都市」エリア内
開催期間: 2025年4月13日(日)〜10月13日(月)
展示内容: 培養肉(実物)、ミートメーカー(コンセプトモデル)
主催: 培養肉未来創造コンソーシアム(TOPPANホールディングス、大阪大学大学院工学研究科、島津製作所、伊藤ハム米久ホールディングス、シグマクシス、ZACROS)
公式サイト: https://cficm.jp
パビリオン詳細: https://2025osaka-pavilion.jp/exhibiting-companies/city-3/