TOPPAN 環境配慮型紙容器「カートカン®」が三菱UFJ銀行で採用 社内用飲料水にMUFGオリジナルデザインを展開

TOPPAN株式会社とTOPPANエッジ株式会社は、株式会社三菱UFJ銀行と連携し、2025年7月から三菱UFJ銀行の東京エリア本部ビルで紙製飲料容器「カートカン®」を使用した飲料水を提供開始する。TOPPANが飲料メーカーを介さず、自社製造の「カートカン®」飲料を供給するのは今回が初の試みとなる。

環境意識の醸成と資源循環に寄与

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)専用デザインの「MUFGウォーター」は、会議室などで来客用飲料として提供される。「カートカン®」には、間伐材を含む国産材を30%以上使用した紙が採用されており、適正な森林管理の循環促進、CO₂吸収源の育成、林業従事者の支援といった多面的な環境貢献を担う。

この取り組みを通じて、三菱UFJ銀行は社員の環境意識醸成に加え、プラスチック使用量・CO₂排出量削減にも取り組む。使用済みの「カートカン®」は再生紙としてリサイクルされ、資源循環の観点からも効果を発揮する。

カートカン®

高性能紙容器「カートカン®」で脱プラを推進

「カートカン®」は、TOPPAN独自のバリア素材「GL BARRIER」を使用することで、紙容器ながら長期保存と風味保持を両立した製品。PETボトルに比べプラスチック使用量を約70%削減できる点でも注目されており、すでに食品・飲料業界では採用が広がっている。紙主体の構造により「間伐材マーク」も取得しており、企業のサステナビリティ施策とも高い親和性をもつ。

TOPPANは2025年6月から企業ノベルティや会議用飲料として「カートカン®」入りオリジナル天然水の販売を開始しており、今回のMUFGとの連携が初の本格導入事例となる。

提供される「MUFGウォーター」は、195g入りの純水で、三菱UFJ銀行の企業姿勢を体現する環境対応型製品として展開される。今後も脱プラと資源循環の促進をさらに広げていく。

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