コダック KODAK PROSPER S-シリーズ インプリンティングシステム 従来の印刷工程にデジタルの力を加える
KODAK PROSPER S-シリーズ インプリンティングシステムは、KODAK Streamインクジェットテクノロジーを基盤とした製品群である。既存のオフセット印刷機やフレキソ印刷機、グラビア印刷機、さらには各種加工装置に直接統合できる設計となっており、高品質かつ高速な可変印刷の現行の生産ラインへの組み込みを可能にしている。
従来、印刷済みの印刷物に可変コンテンツを加えるには、個別の工程を経る必要があり、相応の労力・時間・コストを要するプロセスだった。PROSPER S-シリーズのプリントヘッドを既存の機器に追加することで、こうしたプロセスの課題を解消しながら、パーソナライズされた多様なアプリケーションへの対応が広がる。
S5・S10・S20・S30の4モデルで構成されるPROSPER S-シリーズは、それぞれ異なる最高速度と対応アプリケーションを持ち、幅広いニーズに応える製品ラインアップとなっている。
エントリーモデルのS5は最高500 fpm(毎分約152メートル)での印刷に対応しており、ダイレクトメールやフォームのインプリンティング、バーコード付け、ナンバリング、包装材、製品の装飾といった用途を想定した構成となっている。S10はその2倍にあたる1000 fpm(毎分約300メートル)まで対応範囲を広げており、宝くじやゲーム、セキュリティ用途など、より多彩なアプリケーションをカバーする。
S20は最高2000 fpm(毎分約600メートル)を実現し、新聞・雑誌・カタログの折り込み広告や段ボール包装材、チラシ・ビラへの対応が加わる。さらに上位のS30は最高3000 fpm(毎分約900メートル)という高速域を誇り、大量生産が求められる新聞・雑誌やカタログの折り込み広告にも力を発揮する構成となっている。
解像度については、全モデル共通で600×600 dpiに対応しており、S20およびS30では600×300 dpiも選択可能。S30はさらに600×200 dpiにも対応し、速度と解像度のバランスを用途に応じて選べる柔軟性を備えている。
インクは顔料ベースの処方を採用している。染料ベースのインクと比較して耐傷性・耐退色性・耐水性に優れており、標準的なオフセット印刷用コート紙においても引き締まった深みのある黒の再現が可能とされている。インク構成はモデルごとに異なり、特色のみのシンプルな構成から、ブラック、スポットカラー、CMYKまで、また食品対応や高解像度タイプまで、多様な選択肢が用意されている。
システム全体はKODAK CS410 システムコントローラによって制御される。テキスト、グラフィックス、完全な可変データを扱う際の操作性・セキュリティ・処理速度で、高い水準を提供する設計となっている。
印字幅については、4.16インチ(約10.6センチメートル)以上を基本とし、複数のプリントヘッドを機械的に組み合わせることでさらなる幅の拡大にも対応できる拡張性を持つ。
自動化されたメンテナンス機能の充実や、オペレーターが交換作業を行えるプリントヘッドの採用など、稼働現場での実用性を重視した設計思想も特徴。
【詳細はこちらから】
https://www.kodak.com/ja/print/products/digital
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