西日本ビジネス印刷 地域社会に貢献するサステナビリティ経営を追求~高付加価値デジタル印刷を核に働き方改革、女性活躍を支援

 西日本ビジネス印刷株式会社は、地域社会に貢献するサステナビリティ経営を追求している。園田慶一代表取締役会長は「社会の企業に対する要請がどのように変化していくかを深く理解し、実践に落とし込む仕組みを構築する必要があります」と述べる。2015年に長男の園田弘毅氏が代表表取締役社長に就任してからはサステナビリティ経営をさらに加速させた。高齢者や女性の育児、介護を両立できる仕組みや、「福岡市Well-being&SDGs認定」、「福岡県SDGs認定」、「地方創生テレワークふくおか」、「働き方改革推進企業」、「シェアリングエコノミー協会」「ふくおか働き方改革推進企業」、「スポーツエールカンパニー」「ふくおか子育て応援宣言」「福岡県介護応援宣言」「仕事と介護の両立支援」など50以上を超える公的認証と資格取得を進めてきた。デジタル印刷を中心に「高付加価値化」を進めながら「サステナビリティ経営」で地域社会に貢献する同社の取り組みを園田慶一会長に伺った。

西日本ビジネス印刷の園田慶一会長

 西日本ビジネス印刷は昭和54年に園田慶一代表取締役会長が大手コンピュータメーカーから独立して設立。現在はデジタル印刷を中核に据えてソフト開発、コンテンツ作成を主要業務とする。2015年には長男の園田弘毅氏が代表取締役社長に就任し、経営をバトンタッチした。

 コロナ禍にあって園田弘毅社長は、社会活動を通して公的認証の取得と企業経営を融合させてきた。「働き方改革、地方創生テレワーク」、「ふくおか働き方改革推進企業」、「パートナーシップ構築宣言」、「シェアリングエコノミー協会」、「シェアリングネイバーズ会員」、「プラスチック・スマートフォーラム会員」、「九州SDG推進経営推進フォーラム会員」、「SECURITYACTOIN一つ星宣言」、「はたらく人のメンタルヘルス・ポータルサイトこころの耳」、「スポーツエールカンパニー認定企業」、「ニッポンフードシフト推進パートナー」「がん対策推進企業アクション」「健康寿命をのばそうSmartLifeproject受動禁煙のない社会へ」「福岡県子育て応援宣言」、「福岡県介護応援宣言」「女性の活躍・両立支援」「女性の活躍推進企業」、「仕事と家庭、両立しよう両立支援のひろば」「ふくおか・こども週間賛同企業」など同社が取得した認証・資格は50以上を超える。

こうした企業価値を高めるための取り組みを園田慶一会長はこう語っている。
「地域に貢献できる印刷会社の役割は何だろうか、地域が求めるものは何だろうかということを追求してきました。コロナ禍の中で自治体や地域社会が印刷会社に求める役割が変わり、こうした変化に対応する唯一の道が、印刷会社自身が変わっていくことです。私たち以上に行政や地域社が変わり、印刷会社に対する見方も変わっているのが現状です。私たち印刷会社が持つ業界団体の資格や認証を行政が認めてくれているかと言えばそうではありません。自治体の認定や資格は自治体それぞれが違い、私たちの認証や資格もそれに合わせなけばいけません。企業が社会貢献に取り組んでいるか、地域の社会活動に貢献しているか、消防隊に社員が関わっている会社はどこか、その活動に対して会社が処遇しているか、インセンティブを与えているかといった点を重視します。自治体や地域社会の印刷会社に対する評価基準が変わってきていることを認識しなければなりません」と述べる。

西日本ビジネス印刷本社の「印刷広場」
ガーメントプリンターRICOH Ri2000

50以上に及ぶ認証・認定取得サステナブル経営に貢献

 同社は様々な認定登録を取得している。「福岡市Well-being&SDGs登録制度」はSDGsの達成に向けて取り組む事業者を応援する。「ふくおか働き方改革推進企業」は、企業の働き方改革を進める際の指標として選定した「取り組み項目」のうち、一定数以上の項目を達成している企業を認定する。「パートナーシップ構築宣言」は、「事業再構築補助金」申請する事業者との連携を促進させる。

「シェアリングエコノミー協会」制度は、インターネットを介して個人と個人、企業等の間でモノ・場所・技能などを売買・貸し借りする等の経済モデルを指し、モノ、スペース、スキル、時間などあらゆる資産を共有する「シェア」の考え方で、消費スタイルの法的な整備や安全な市場環境の整備に取り組む会員を認証している。

 マイクロプラスチックなど海洋プラスチックごみ問題に関わる「プラスチック・スマートフォーラム会員」は、海洋プラスチックごみの削減に向けてプラスチックとの賢い付き合い方を推進する「プラスチック・スマート」キャンペーンに参加した企業・団体が海洋プラスチックごみ問題に取り組み、企業・団体は対話や交流を促進する。「セキュリティ対策自己宣言」は中小企業が情報セキュリティ対策に取り組むことを自己宣言する。全工程を見える化し、働き方を変える。

 同社のサステナブル経営の中核となっているのはデジタル印刷と本社の「印刷広場」だ。2001年からデジタル印刷機を導入し、2012年に富士ゼロックス(当時)「Color 1000i Press」、2015年には同じくプロダクションカラープリンター「Iridesse™ ProductionPress」を導入したほか、ガーメントプリンターのRICOH Ri2000など小ロット・多品種の印刷サービスの環境を構築している。

 Web受注からのハガキ・ポストカード類、名刺印刷などにおいては、付加価値の高いデザインが多く採用される。ポストカードなどの小ロットの市場やワインなどお酒ラベルの印刷も多く受注し、カッティングプロッターの導入により小ロット・高品質のラベル印刷、限定品やオリジナルデザインやメタリック素材や切り抜き加工・箔押しを内製化して多様化する市場に対応した。これらを総合的にサポートする本社の「印刷広場」が顧客との交流の場となっている。

 地域社会でサステナビリティをめぐる動きが加速化する中で、園田会長は「行政や地域は自分たちと同じ考え方を持つ会社を選別しています。社員の働き方も変えなくてはいけません。残業をしなくても出来るようにするのが経営者の仕事となります。当社では、仕事の全工程を見える化した特殊管理システムを開発しました。また社員が安定的に働ける環境として定年を60から70歳まで働ける環境を作りました。子育て、親の介護、環境づくりのためにリモート、テレワークの環境を整備しました。印刷会社が社会の一員として求めてられている本質は何か、その背景にある構造変化が何かを考えて企業変革を進める必要があります」と今後の方向を述べている。

西日本ビジネス印刷株式会社
福岡県福岡市中央区平尾5-5-30
TEL 092-531-4757
http://www.n-global.co.jp

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