ONE COMPATH メーカー企業等実施の「キャンペーン」参加に関する意識調査のアンケートを実施

 凸版印刷株式会社のグループ会社 株式会社 ONE COMPATH(ワン・コンパス)が運営する、法人向け地図ソリューション「Mapion Biz」は、全国の男女 7, 184名を対象に、キャンペーン参加に関するアンケートを2023年2月28日~3月6 日に実施した。

多くのメーカーや小売流通では、 生活者とのコミュニケーションの一環として購買を条 件としたキャンペーンなど様々な施策に注力しており、生活者の中には、キャンペーン対象商品を購入するために店舗を探し回った経験がある人もいることと思われる。

 そこで、特定の商品がどの店舗で買えるかを検索できる「取扱い店舗検索」を提供する

「Mapion Biz」は、企業が実施する生活者のキャンペーン参加に関する意識調査を実施した。

 結果として、キャンペーンの認知場所が年代によって差があることや、「SNS」で認知する人が最も参加ハードルだと感じる条件が「友達紹介」、「テレビ・ラジオ」で認知する人は実際のお店で商品を買うことなど、認知場所によって参加ハードルが異なることが分かった。

 なお、ONE COMPATHは本調査に関して、詳しいデータや回答をまとめたホワイトペーパーを公開した。

URL:https://www.mapion.co.jp/sales/downloads/request/whitepaper_2304.html

 結果として、キャンペーンの認知場所が年代によって差があることや、「SNS」で認知する人が最も参加ハードルだと感じる条件が「友達紹介」、「テレビ・ラジオ」で認知する人は実際のお店で商品を買うことなど、認知場所によって参加ハードルが異なることが分かった。

≪キャンペーンに関する意識調査結果≫

・参加動機になるもの、「通常よりもポイントがもらえる」キャンペーンが1位!ポイ活が人気

・キャンペーン認知の場所 若年層は「SNS」「知人」人とのつながり、ミドル層はメディアから

・参加のハードル、認知場所によって差あり SNSで認知したキャンペーンは「友達紹介」がハードル

・キャンペーンに参加するための情報収集は「Google・Yahoo!検索」がトップ

■参加動機になるもの、「通常よりもポイントがもらえる」キャンペーンが1位!ポイ活が人気

 キャンペーンに参加する動機になったことを聞いたところ、トップは「通常よりも多くポイントがもらえる」で37.7%だった。

 節約意識の向上もあり「ポイ活」が注目されているが、現金の代わりに他の買い物でも使うことができるポイント特典がトップであった。

 2位「通常より安い価格でサービスを受けられる」(31.8%)、3位「商品の交換や割引ができるクーポンがもらえる」(30.1%)、5位「商品が増量・割引で買える」(27.9%)と、サービスを受けたり買い物をしたりする時にお得になるキャンペーンが人気。また、「プレゼントが自宅に送られる」(30.0%)が4位となり、懸賞系のキャンペーンも人気の企画といえる。

■キャンペーン認知の場所 若年層は「SNS」「知人」人とのつながり、ミドル層はメディアから

 次にキャンペーンを認知する場所として最も多いものを聞いたところ、「テレビ・ラジオ」(21.9%)がトップで、次に「インターネット広告」(15.9%)「店頭」(13.0%)が続き、「SNS」は11.4%だった。

 認知する場所について世代別に見てみると、全体では11.4%だった「SNS」が20代以下・30代では最多となった(20代以下26.6%、30代19.6%)。

 また、20代以下では「家族・知人からの紹介」(18.8%)が、他の世代に比べ10ポイント以上多い結果となり、若い世代では、口コミなどを通してSNSやリアルな人とのつながりからキャンペーンを認知することが多いようだ。

 その一方、40代以上では「テレビ・ラジオ」がトップ(40代22.0%、50代22.8%、60代以上24.7%)。さらに「インターネット広告」が上位(40代14.7%、50代15.9%、60代以上19.9%)にきており、ミドル世代ではいわゆるメディアを通じてキャンペーンを認知することが多い。

 全年代で3位だった「店頭」ですが、20代以下と60代以上に比べ、スーパーやドラッグストアなどでの購買中心層と考えられる30~50代で比較的高い結果となりました。Web上だけでなくリアルな場所でも情報を伝えていくことが、認知率向上のために重要だと考えることができる。

■参加のハードル、認知場所によって差あり SNSで認知したキャンペーンは「友達紹介」がハードル

 キャンペーンに参加するにあたってハードルに感じる条件を聞いたところ、トップは「SNSでの特定の行動(リツイートや投稿など)が条件」(35.2%)。2位以下にはサービスや商品を友人・知人に紹介することで特典が受けられる「お友達紹介が条件」(34.4%)、3位には「新規会員登録、申込等で個人情報を入力することが条件」(34.3%)が続く。

 前問の「キャンペーンを認知する方法として最も多い場所」別に見てみると、「テレビ・ラジオ」でキャンペーンを認知する人は「実際のお店で商品を買うことが条件」(全体31.0%、テレビ・ラジオ44.7%)にハードルを感じる傾向にある。

「対象商品が売ってなく何店舗もまわった」(50代女性)、「なかなか、タイミング良く行ける時がないので」(40代女性)といった声が寄せられたように、テレビやラジオで認知するだけではどの店舗で購入できるかなど詳細な情報まで得ることが難しいため、比較的高く出るものと考えられる。

 また、「店頭」で認知した人は「SNSでの特定の行動が条件」(全体35.2%、店頭45.9%)がハードルに感じるようだ。「SNSのフォローやいいねだけでなくコメント投稿が嫌」(キャンペーンを知る機会が多い場所「店頭」、40代女性)などの声も多く、リアルなお店での買い物中にスマートフォンを取り出してSNS上の行動が煩わしいと感じる人が多いと考えられる。

 SNSで認知した人では「友達紹介キャンペーンで、LINEで紹介したがその後の結果が分からなかった」(キャンペーンを知る機会が多い場所「SNS」、60代男性)など、「お友達紹介が条件」(全体34.4%、SNS44.6%)をハードルに感じる人が多いようだ。

 自身の行動に加え、紹介した友人も一定の行動が必要となるためキャンペーン参加へのハードルになっていると考えられる。

 一方で、「家族・知人からの紹介」においては「ハードルを感じたことはない」と回答した人の割合が全体に比べ高い結果になった(全体9.3%、家族・知人からの紹介48.8%)。誰かに紹介したくなるキャンペーンは分かりやすく参加しやすいキャンペーンだとも考えられる。

 これらの結果から、例えば「店舗での商品購入が条件のキャンペーンについてテレビCMを行うときは、対象店舗が分かるWebページを用意しておく」、「来店者にSNS上でキャンペーンに参加してもらいたい場合は、店内での訴求ととともに自宅から参加がしやすいようにレシートに詳細を印字する」など、認知を広げる手法ごとにそれぞれのハードルを下げる方法も検討する必要があると言える。

■参加したいキャンペーンについての情報収集は「Google・Yahoo!検索」がトップ

 参加するための情報収集の方法は「Google検索やYahoo!検索」が41.1%でトップとなっており、2位の「SNSで調べた」の17.8%に大きく差をつけた。

 キャンペーンの参加方法を調べる手段として、自身でインターネット検索をする方法が一般的であることが分かる。しかし、「参加したかったキャンペーンの対象の商品がどこのお店に売っているのか分からず、検索も出来ず参加出来なかった」(40代女性)といった声もあった。

 インターネット検索でキャンペーンを調べる生活者に対して、「どこで購入できるのか」などの参加方法を適切に情報提供することが重要だと言える。

株式会社ONE COMPATH 「Mapion Biz」調べ

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