KOMORI 印刷技術を用いたITO透明電極の高精細パターニング技術を開発 東京ビッグサイトで開催「JPCA Show 2026」で展示【6月10日〜12日】

株式会社小森コーポレーション(KOMORI)は、山形大学フレキシブル基盤技術グループとの共同研究により、印刷技術を用いたITO(酸化インジウムスズ)透明電極の高精細パターニング技術を開発した。同技術は、6月10日から12日まで東京ビッグサイトで開催される「JPCA Show 2026」の山形大学ブースで公開する。会場では、プリントテクノロジーによりパターニングされたITO透明電極のサンプルを展示する。

産学連携による研究開発を推進するPE要素技術開発センター(PEDEC)

低コストで高精細な電極形成を実現

太陽電池の基幹部材であるITO透明電極の形成では従来、レーザースクライブやフォトリソグラフィといった多工程かつ設備コストの高い手法が用いられてきた。KOMORIが開発した同技術は、これらの手法を印刷プロセスに置き換えることで、高コストな手法を用いることなく高精細な電極パターンの形成を可能にする。

同技術の印刷プロセスには、KOMORIの子会社である株式会社セリアコーポレーションの技術を活用している。オフセット印刷機で長年培ってきたプリントテクノロジーを基盤に、PE(プリンテッド・エレクトロニクス)分野への技術展開を加速させる。

次世代太陽電池の製造プロセスへ展開

KOMORIグループは、2025年にペロブスカイト太陽電池向けの薄膜塗工技術の開発進捗を発表するなど、印刷プロセスによる次世代太陽電池の量産技術確立に取り組んでいる。今回のITO透明電極パターニング技術の開発により、一貫した印刷プロセスによる太陽電池製造の実現を推進する。

今後はペロブスカイト太陽電池や有機薄膜太陽電池(OPV)など、次世代太陽電池の製造プロセスへの適用を見据え、一貫生産ラインへの展開に向けた開発を継続する。

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