ビジネスイーブレーン “見える化”から“アクション”につなげる

ビジネスイーブレーン  “見える化”から“アクション”につなげる

データ連携で自動化を促進「PRINT MANAGER」

 株式会社ビジネスイーブレーンの「PRINT MANAGER」(P-MAN/総販売代理店:モトヤ)は、営業情報を正確に早く、顧客・制作・製造部門に伝えることでサービス・生産性の向上、ミス・ロスを低減し、利益向上を図る印刷情報管理システム。20~60名の中小印刷会社を対象にパッケージベースで開発している。今後は富士フイルムグローバルグラフィックシステムズのワークフローシステム「XMF」、「XMFRemote」、小森コーポレーションの印刷機の稼動状況の可視化と工程管理のソリューション「KP-Connect」と連携し、P-MANの受注情報を活用した自動化や、生産情報のフィードバックが可能になる。

 印刷業は不確定要素や仕様変更が多く、情報伝達の不確定・遅れによる事故の発生率が他の製造業に比べ20倍起きているとされている。販売開始以来、実績140社以上をほこるP-MANは、『営業の商談』→『見積承認』→『見積提出』→『成約』の営業プロセスを情報化することで、組織的な営業展開を可能にする。これにより成約率・利益率を向上するとともに、製造現場への営業情報を正確に伝達して事故の発生率を抑え、迅速なスケジューリングで生産性をアップさせる。

 基本機能は見積管理、受注管理、作業指示、工程予定、実績管理、原価管理、販売管理、在庫管理。単なる数値管理だけでなく、データからタイムリーに可視化することがき、会社の目標の共有化や、個人実績の見える化、表彰制度への活用、作業予定と実績時間の比較など、情報から“アクション”に結び付ける。管理者は個々の状況を把握するとともに、組織全体の損益構造を細分化することで損益構造を分析。これにより正しい問題発見ができ、経営資源の選択と集中に向けた意思決定に有用な情報を得ることができる。また、『見える化』のための解り易い機能、グラフ・ビジュアル・色での表現などをリアルタイムで発信するダッシュボード機能を提供している。各種伝票、指示書のフォーマットはユーザーが自由に変えることができる。

 XMFとの連携では再販時に過去の面付の確認が可能になる。XMFから面付PDFを書き出す際に、PDFへのリンクURLを記述したXMLデータを書き出す。P-MAN側でURLを参照することで、ブラウザから簡単に面付PDFを閲覧できる。また、XMFはプルーフ用TIFF書き出しやCTP出力のタイミングもXMLデータに書き出せる。これによりプルーフの出力状況やCTPシステムの稼動状況を、P-MANにフィードバックすることが可能になる。

 KP-Connectとの連携ではP-MANに入力されているジョブの基本情報をCSV形式でKP-Connectが受け取り、各種ジョブを自動生成するほか、工程の進捗状況をリアルタイムで確認しながら印刷スケジューリングが可能。KOMORIの次世代統合管理システムKHS-AIやタブレットPCに最新の作業予定ジョブが監視予定時間順に表示され、現場への連絡やオペレータのジョブ登録操作を簡素化する。

株式会社ビジネスイーブレーン

http://www.p-man.info/

株式会社モトヤ

https://www.motoya.co.jp/

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