マンローランド 中国・北京での大規模展示会「CHINA PRINT 2025」に出展 印刷技術の革新性と環境対応をアピールし契約が続々成立

マンローランドは、5月15日から19日まで北京で開催されたCHINA PRINT 2025で、最新技術と演出を融合させた3層構造の展示ブースを展開。裸眼3Dビジョンや人と機械が連動するドラムパフォーマンスなど、視覚・聴覚の両面から来場者を惹きつける演出が施された。

展示初日に大型契約を締結

初日には、温州博傑包装有限公司との間でROLAND 700 Evolutionの導入契約が現地で成立。中国市場での力強いスタートを印象づけた。その後も契約は続き、ブースには終始良いニュースが舞い込んだ。

注目を集めた環境対応型印刷設備

会場では、LED-UV乾燥装置を搭載したROLAND 700 Evolution 8色コーター機が実演され、多色印刷や逆ニス処理をワンパスでこなす高度な再現力に注目が集まった。オゾンを排出せず、エネルギー消費も抑える設計が高く評価された。

また、25年間使われた印刷ユニットが新品同様に保たれた実機も展示され、ドイツ製造の耐久性と品質の高さを裏づけた。インクジェットサンプルにはそれぞれ異なるQRコードが印刷され、デジタル印刷の柔軟性も提示された。

効率と精度を支える自動化技術

新世代の自動制御システム「IntegrationPilot 2.0」も披露され、ジョブ切り替えの高速化とネットワーク連携による生産性の向上をアピール。熟練の技術とスマート制御を両立させるソリューションとして高い関心を集めた。

グローバルで信頼を広げるマンローランド

展示期間中には中国以外の国々からも契約成立の報告が相次ぎ、マンローランドの技術力とブランド信頼が世界で支持されていることを示した。戦略パートナーや環境対応企業への表彰式も行われ、持続可能な産業への取り組み姿勢が共有された。

CEOコメント:日本との未来の対話も期待

マンローランド シートフェッドCEO ミルコ・カーン氏とマンローランド中国支社 最高経営責任者 ファニー・チャン氏は、

「ROLAND 700 EVOLUTION 印刷機は、持続可能性とインテリジェンスにおける当社の最新の成果を体現しています。お客様からの熱烈な反応は、高性能かつ環境配慮型の印刷設備への市場ニーズが急速に高まっていることを証明しています。私たちは、専門的な技術力と誠実なサービス精神で、お客様の高品質な成長をサポートしてまいります。そして初心を忘れず、未来を確かに見据えながら、日本のお客様とも印刷業界の革新的な未来について、語り合えることを心より楽しみにしています。」と述べている。

左)マンローランド(ドイツ)CEO ミルコ・カーン氏、右)マンローランド(中国)最高経営責任者 ファニー・チャン氏

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