千葉大・画像系学科100周年 記念式典イベント盛大に

千葉大学工学部画像系学科の百周年記念式典および記念祝賀会が、10月15日、千葉大学内のけやき会館で開催された。主催は、千葉大学画像工学同窓会。

あいさつする千葉大・徳久学長
あいさつする千葉大・徳久学長

なお、多様な変遷を遂げてきた同学科であるが、東京美術学校の写真科および製版科をスタートとしている。

今回の100周年イベントにおいては、単に祝賀会を開催するだけでなく、寄付金や協力を募って、設立100周年誌および記念画像集を発行しているほか、学内施設のリニューアル「イメージジン教育グラボ開設」にも取り組んでおり、式典では、こうした記念事業の発表も併せて行われた。

イメージング教育ラボについてプレゼンする湯本百周年記念会会長
イメージング教育ラボについてプレゼンする湯本百周年記念会会長

記念式典では、まず主催者あいさつで、千葉大学学長の徳久剛史氏と千葉大学工学部長の関実氏が登壇。それぞれ100周年を迎えたことへのお祝いと御礼、今後も千葉大学発展に向けた協力への期待などが語られた。来賓挨拶では、小森コーポレーションの小森善治会長とDICグラフィックスの川村喜久会長から、千葉大卒業者が多く在籍している印刷産業に貢献する人材を輩出する機関としての役割への期待などが語られた。

北京印刷学院副学長の蒲嘉陵氏による記念講演会
北京印刷学院副学長の蒲嘉陵氏による記念講演会

続いて、百周年記念会の会長である湯本好英氏からイメージング教育ラボについて、工事の進捗状況や施設イメージについてプレゼンが行われた。

記念講演会では、千葉大学卒業生であり、現在、北京印刷学院副学長を務める蒲嘉陵氏が「大学での画像教育:今と未来」をテーマに講演。中国の印刷産業の現状も含め、今後の画像教育への課題や期待について語った。

リョービ・浦上浩氏による乾杯の発声(記念祝賀会で)
リョービ・浦上浩氏による乾杯の発声(記念祝賀会で)

式典後、場所を学内のフードコートに会場を移して、記念祝賀会が行われた。湯本会長の開会の辞に続き、千葉大学工学同窓会長の園田眞理子氏の来賓挨拶の後、リョービの浦上浩相談役の乾杯の発声で懇談。卒業生だけでなく在校生も混ざって世代を超えた交流が行われた。

なお、「千葉大学工学部 画像百周年 記念画像集」が販売されている。

画像百周年 記念画像集
画像百周年 記念画像集

特長ある印刷技術の実物見本が1冊にまとめられたもの。見本についての技術内容の開設もあり、現在の日本における

最先端の印刷技術を見ることができる。

1冊10,000円(税別)。(問合先 ℡03-3555-7911)

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