アドビ 新プリントエンジン「Adobe PDF Print Engine 4」を発表

アドビ システムズは、大手印刷機器メーカーに採用され、世界中で150,000台を超える印刷システムで利用されている高速かつ高品質の印刷プラットフォームの最新版Adobe PDF Print Engine 4(以下、APPE 4)を発表した。

【Adobe PDF Print Engine 4の新機能】

・Tile Parallel Processing(TPP)によって、並列処理フレームワークのMercury RIPアーキテクチャの効果が大判印刷で活用できる。TPPは、ポスター、看板、建築図面などの大判印刷物を小さなセクションに分割し、各セクションを異なるCPUコアで処理されるAPPEのインスタンスに割り当てることで、システムパフォーマンスを向上。複数のタイルを並列処理した後に、再びシームレスにつなぎ合わせることで、レンダリング全体にかかる時間を大幅に短縮する。

・広いエリアで繰り返されるパターンで構成されるグラフィックスでは、パフォーマンスが10倍速くなる。

・連続したシェーディング効果がさらに滑らかになる。新しいアルゴリズムによって、長いグラデーションでも特に色相が変化する変曲点の処置が滑らかになる。

・特色の取り扱いが拡張され、最大127のカラーチャネルを指定し、任意の領域で使用できるようになった。

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